ヘラクレスリッキー
学名 Dynastes hercules lichyi

ヘラクレスの亜種。南米のベネズエラからボリビア北部の山地帯に生息する。現在、最も安価で入手しやすい個体であり、飼育下でも大きく育ちやすい。オスの頭角は直線的で、先端突起が湾曲し先端手前の突起が板状になる。亜種名はフランス人のRene Licyi氏にちなむ。
2005年4月23日(土)
成虫トリオ購入

コロンビア産F1の♂135mm♀65mm♀63mmのトリオをオークションにて購入。リッキーは飼育下で比較的、150mmオーバーの大型個体が作出しやすい個体なので累代にチャレンジしてみます。未後食のものもいるのでじっくり待ちたいと思います。それにしてもヘラクレスはいつみてもいいですね。

2005年5月28日(土)
産卵セット

後食をはじめてしばらくたったので産卵セットを組みました。1♂2♀で大型のコンテナボックスにて頑張ってもらいましょう。しばらく♂を同居させておいてから♂のみ取り出すいつも方法でいきたいと思います。

2005年6月21日(火)
♂♀死亡
産卵セット後、1♀は潜りっぱなし。1♀はウロウロしっぱなし。♂は元気な状態でした。
本日、エサ交換をしようとコンテナ内部を確認すると♂♀が仰向けになって死んでいました。??????羽化からそれほど経過していないはずなのにこれは一体?
焦ってセットを解除して中を確認するともう1匹の♀は生きているものの産卵はゼロ?
何が悪かったのでしょう?ヘラクレス類の産卵失敗は初めてです。ショック!!
生き残った♀用に再セットしましたが、果たして産卵してくれるのでしょうか?
2005年6月28日(火)
敗北
1匹残っていた♀もマット上で死んでいました。
今日の静岡は37近くまで気温が上昇しました。
日陰の涼しいところへコンテナボックスを置いておきましたが通気性が悪すぎたのが原因でしょうか?マット上も相当に熱を帯びていました。
あれでは、成虫もたまらなかったでしょう。
これからはエアコン、フル稼働ですね。
しかしこれでリッキーは全滅。完璧に失敗しました。反省......
敗軍の将から一言
まだ6月だからと安易に考えていたのが間違いの原因。
自宅の廊下は換気をしていないと35℃以上あったはず。そこに機密性のそこそこ高いコンテナボックスを置いておけばコンテナ内は40℃以上になっていたかも。
暑さに弱いヘラクレス種にこの環境で産卵して下さいといっても無理な相談だ。
高価なヘラクレスに対する気配りの無さを深く反省。

ジャッキーの格言 ヘラクレス種は5月過ぎたら空調完備の部屋にて飼育すべし