ブルマイスターツヤクワガタ(成虫編)
学名(Odontolabis brumeisteri)
インド南部に棲息するツヤクワガタ。
安い・デカイと言われるツヤクワの中でも別格で流通量が比較的少なく高価な個体。大型の♂は100mmを越える。
2005年10月23日(日)
成虫ペア到着
国内最大手の生体販売を誇る「奈良オオ」さんが今秋大量にブルマイを入荷しました。さすがに店頭と電話だけではさばききれなかったのでしょうか、ビッダースに出品されていました。昨年の秋、リトルファーブルで見たときはペアで8万近くしておりケース越に眺めて終わってしまい、その幼虫を現在飼育中でした。しかし、今回の大量出品を見て血が騒ぎ「俺のこの手が真っ赤に燃える!ブルマイ掴めと轟き叫ぶ!爆熱ゴオーッド・フィンガー!」ハイ、落札完了。
今回の内容は、
インド南部ニルギリ高原産WILD
♂93mm ♀52mm ♀48mmのトリオ。
実は、この♀52mmは単品で購入したものです。
♀としては特大サイズです。腹もボテッとしていていかにも持腹の期待が出来そうです。早速、大プラケースを2つ用意して篩にかけて細かなものを選び出したカブトマットで産卵セットを組みました。
ブルマイはマット産みなので、いつもの材産みクワガタコンプレックスはありません。さあ、何匹採れるかな?
2005年11月6日(日)
賢者の忠告
こちらがケース内をのぞくと高確率でマット上をうろうろ徘徊しているブルマイ♀。本当に産んでいるのか不安でした。
昨年、このブルマイで爆産させたリトルファーブルの店長に相談に行ってきました。すると、底の方だけ固めにすればあとは圧をかけずにマットを入れたほうが良いとのアドバイス。バラ撒くように産卵するので堅く詰め過ぎるとロクなことは無いとの事。
いかん!カブトと同様にカチカチに圧をかけてある。ヤバイ
すぐにケースをひっくり返して再セットしようとすると、こんなセットでも卵が出てくる出てくる。♀52mmが25ヶ。♀48mmが20ヶで合計45ヶを採卵しました。混合しないように厳重に採卵タ済タッパーへ移しました。
たくさん産んでくれたのはいいけど1つ気になることが......
エラフスの時も採卵して喜んでいたけど結局全て腐ってしまった苦い経験が。
とりあえず、店長に言われたようにセットを組みなおしたので気分も新たに頑張ってもらいましょう。
2005年12月4日(日)
初令虫確認
前回のエラフス採卵の時のような悲劇が起こりはしないかとビクビクしながら採卵した卵の様子を確認しました。
♀52mmから21頭、♀48mmから17頭の初令虫を得ることが出来ました。
さすがは爆産するといわれるブルマイスター。
この調子で産み続けて欲しいものです。
2005年12月10日(土)
第3回産卵セット
2回目のセットから1ヶ月が経過したので、別ケースで2系統分の産卵セットを組みなおしまそちらへ♀を移動。取り出したケースは1ヶ月ほどそのまま置いておきます。順調にいけば初令虫が出てくるはずです。
2006年1月7日(土)
第2回産卵セット確認
約1ヶ月間放置しておいた2回目の産卵セットの確認をしました。
まず48mmの♀の産卵セットを確認すると出るわ出るわ2令から初令虫まで合わせて45頭。一方の52mm♀の方はペースが落ちて12頭でした。
2006年1月8日(日)
♂死亡
♂親が死亡しました。Wildにしてはよく頑張りました。
そろそろ♀もヤバイかもしれません。近日中にチェックしたいと思います。
2006年1月22日(日)
第4回産卵セット
3回目の産卵セット内をのぞくと両方の♀がマット上を徘徊していたので取り出して4回目の産卵セットにいれました。さすがに今回は厳しいかなあ。
♀を取り出した3回目のセットは1ヶ月後に様子を見たいと思います。