メンガタメリー
学名 Homoderus mellyi
アフリカに棲息するお面の様な後姿をしたクワガタ。
頭部に2箇所、胸部に4箇所の黒い斑紋を持つ。♂の大型個体は写真の様に頭部前縁がせり出す。
羽化したての新成虫は休眠期間が8ヶ月前後と非常に長く活動を開始すると4ヶ月程度しか生存しないので素早いペアリングと産卵セットが必要。
2005年5月10日(火)
成虫ペア購入

仕事帰りにリトルファーブルへ立ち寄る。するとメンガタメリーのブリード物が展示してあった。ネット販売ではWildのグラディアをよく見るがメリーはブリードものが多い。
ここは、ショップで直接購入しましょう。
親産地はカメルーンで累代はF2、♂52mm4/9月羽化♀33mm4/9月羽化の個体です。そろそろエサを食べ始める頃なので、まめにチェックして後食を開始したらすぐに産卵セットする予定です。それまでちゃんと勉強しておかなくては...

2005年6月20日(月)
トホホホ
♀が後食前にお亡くなりになりました。せっかく累代を楽しみにしていたのに、がっくり。
王国のクワは♀に先立たれた寂しい1人者が増えつつあります。
スマヒラ、パラワン、メタリフェル、メリー、リノケロス.......本当にクワガタは相性悪いですね。
2005年6月28日(火)
敗北
♀に先立たれた可哀想な♂のゼリー交換をしようとしたところ綺麗なカーキ色の体がどす黒く変色し、死んでいました。摘み上げようとすると頭部・胸部・腹部や足がバラバラとばらけてしまいました。
湿度が高すぎたのでしょうか?それにしてもゼリーをそれほど食べている印象もなかったのですが、後食済ということだったのか?♂♀同時期に死亡したということは飼育環境に問題があるのか、寿命だったのか?
クワガタ飼育が嫌いになりそうです。
2005年12月24日(土)
WILDでリベンジ
今年の初夏、累代に挑戦しようとしてペアリング前にコールド負けを喫したメリーさんに再チャレンジします。
今度のメリーさんは雌雄共にWILD個体。
カメルーン産 ♂40mm ♀32mmです。
持腹の期待が大きいのでそのまま産卵セットが組めそうです。購入先はいつものリトルさんです。
産卵セットのレシピは次のとおり。
・アンテマット
・富士砂レイシ材(極力柔らかいもの)

累代に成功している店長に言わせれば「ザクザク採れますよ」とのことでしたが、こればかりは♀のご期限次第。
3ヶ月後を楽しみにしましょう。

今回の♂はブリード物に比べると相当小さく、頭部の縁の張り出しはありません。
でも、ムシキングのメンガタクワガタのイメージはこの個体の方が近いですね。
2006年1月15日(日)
♂死亡
やっぱりメリーの野外品。あっさり落ちてしまいました。一体メスはどうなっているやら不安です。
果たして爆産してくれているのか?それともその前に・・・・・
2006年2月3日(金)
やりおった!(トト参加個体)
割り出しが早かったのは理由があります。そう食痕が確認出来ていたから。
キクロマットに埋没させてあるレイシ材を割っていくとポツポツと初令虫が出てきました。
合計10頭程度。マットの中からも出てきました。
おそらく卵もまだあると思われるのでそのままマットを戻しました。♀は残念ながらマット内で☆になっていました。
なんとか累代は出来そうです。
正解は

2006年3月12日(日)
成長ハヤッ
前回卵だった個体も孵化している頃だろうとマットをひっくり返して中を確認。
早くも3令に加齢していると思われる個体も出てきました。
合わせて22頭の幼虫を採ることが出来ました。
共食いをしないようにMサイズのガラスビンに添加マット詰めで個別飼育することにしました。
アフリカ便の入荷に関しては不透明なのでメリーのWF1は貴重になるかもしれません。
安易には販売にまわさずプレ企画等用に確保しておきます。
2006年6月26日(月)
羽化確認
プレ企画で3頭を供出して残っていたのは19頭。
初2令トリオの里親だったどかトトさんから♀が羽化しているとの報告を受けたのでこちらも掘り出してみることに。
Mビンに個別飼育しています。それをダンボール箱で管理するので小型クワは管理が楽です。
結果は
♂成虫が1頭、♀成虫が9頭、♂蛹が6頭、幼虫が2頭
幼虫をやっている2頭は♂なのでちょうど9ペアの新成虫が得られそうです。
いやあ、うれしい(^^)
しかしサイクルがこんなに早いと飼育記として成り立ちません。