ノコギリクワガタ
(学名 Prosopocoilus inclinatus)
日本国内に広く棲息するノコギリのようなアゴを持つクワガタ。大型の個体は
アゴが美しいカーブを描く。
ブリードは非常に簡単で材でもマットでも産卵する。水分を大目のマットで飼育し、温度管理を高めで行えば1年で羽化する。羽化後1年目は土中でじっとしており、越冬後の翌年6月頃から活動を開始する。活動開始後の寿命は3、4ヶ月程度と短い。
国内の離島には数種の亜種が存在し、愛好家によって大切に累代されている。
2005年7月17日(日)
飼育開始
幼稚園バザーで行った昆虫クジの景品としてWildの♂を複数ビッダで落札しました。運送業者の不手際でバザーに間に合わなかった個体も出てきてしまい、その中におまけで♀を1匹入れてくれてあったので累代にチャンジします。
右の写真は両方共、ノコギリクワガタの写真です。
小型の個体だと下の写真のようにアゴのカーブが大きくは見ることは出来ません。
是非、頑張って大型個体を作出したいと思います。
マットはクワガタマットを使用して、中に柔らかめのコナラを入れました。
念の為、♀1匹に対して、小型の♂を2匹入れておきました。
多くの卵を得たい場合は1♂2♀よりも2♂1♀の方が有効です。小型の♂なら♀に致命傷を与えることもないでしょう。
さあ、バンバン産んでください。
あ、♀♂ともに山梨産のWildです。
2005年8月20日(土)
第1回割り出し
1週間くらい前からマット内に幼虫が確認できていたので、割り出しをしてみました。
初令虫が出るわ出るわで21匹。通常、水分大目のマットで飼育するのですが、ものは試しで余っていた菌糸カップに数匹入れてみましょう。どちらが大きくなるか。
気をよくして再び産卵セットを組みなおします。いやあ、クワガタでこんなに産んでくれるのは初めてだから非常に嬉しい!