第4日目

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 日 時  平成11年2月6日(土) 天候 晴れ



神明社の大シイ

 国道23号線を西へ進み、西尾市に入って1.5kmほど行った駒場町の交差点を右折し、広田川の左岸を1.5kmほど遡った対岸に神明社はある。神明社へは細い道を左折し、細い橋と道を辿ることになる。
 拝殿前に大椎がある。主幹は枯死したといい、樹齢1000年を思わせる幹はほとんど朽ち果てていた。今はひこばえが繁茂して樹叢をなしている。そばの幼児用の滑り台に上がって写真を撮ったが、光が多すぎてうまく撮れなかった。







熱田神宮の大楠

 熱田の森はおよそ19万平方メートルと言われている。森の中には楠を中心に数多くの巨木がみられ、樹齢1000年前後と推定されるものも数本あるという。
 正門から本殿へ向かう参道左手、手水舎の先に木柵に囲われた御神木の大楠がある。弘法大師お手植えと伝わる大楠である。腰の辺りの横綱が締めるほどの太い注連縄が巻かれている。回りの木々よりも際立って太く、大きく枝を広げ、御神木として貫禄十分である。







熱田神宮の七本クス(うち最大?)

 熱田の森には七本クスと呼ばれる楠がある。「大楠」もその一本であるが、残り6本を求めて境内を探し巡った。一本は参道に見つかったがそれほど太いとは思わなかった。本殿右手、神楽殿の右手奥の森の中に、龍神社、土用殿、御田神社、清水社と小さなやしろが続くが、御田神社と清水社の間にクスノキの巨木があった。
 二又に分かれた幹が、巨大なクワガタムシが太い角を上に向けていっぱいに広げたように見えた。角の根元から伸びている細い二本の枝が触覚のようだ。
 「巨樹・巨木林調査」による最大木がこの木だと思うが確証はない。熱田神宮会館の裏側にもクスノキの巨木があるらしいが、ネットに遮られ確かめられなかった。もう一度あらためて来なければなるまい。







熱田神宮のケヤキ

 熱田の森でクスノキの巨木を探し回るうちに、参道近くにケヤキの巨木を見つけた。
 やや傾いた主幹のバランスを取るように地上2mのところから逆の斜め上に細い枝を伸ばしている。このケヤキの根元辺りは、横綱若乃花の踏ん張った時に腿に浮き出る筋肉のように、力強くて美しいものがある。
 熱田の森にはまだまだ多くの巨木があると思われるが、いずれ再度来ようと思う。





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