第6日目前半

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 日 時  平成11年2月21日(日) 天候 晴れ時々通り雪



豊橋市役所のラクウショウ

 豊橋市役所の庁舎前に庁舎に抱かれるようにこの落羽松の巨木がある。
 葉を落とした落葉樹には冬の日差しの温かさを感じるが、落葉した針葉樹はなんとなく寂しい。そんな風に感じるのは私だけであろうか。ともあれこの落羽松は庁舎のビルと高さを競うようにビルの6階辺りまで梢を伸ばしている。








豊橋公園のケヤキ

 豊橋市役所に隣接する豊橋公園にあるケヤキという情報で、公園の中を隈なく捜し、散歩する人たちにも尋ねた。ケヤキの巨木は幾本もあったが、豊橋美術博物館前の駐車場横の土手上にあるケヤキが最も太そうで高さもそれほど高くない。看板も何もないがその木に違いないと判断した。
 ケヤキの土手上の幹の姿は地中から手首まで出し虚空を掴む手のオブジェといった風に見える。
 豊橋公園は吉田城跡で巨木の宝庫である。樹齢200から300年の巨木が多く見られる。中でも多いのはケヤキとクスノキであろうか。中を一回り歩き回るだけでも散歩としてはかなりハードなものになるだろう。







玉泉寺のなぎ

 豊橋市街より県道31号線(東三河環状線)を北東へ3kmほど進み、石巻登山口の交差点を右折、最初の信号をさらに右折、山を左へ回り込んだ山沿いに玉泉寺がある。
 『玉泉寺のなぎ』は一段上がった境内左手に球形の樹叢を見せていた。意外と力強く地面に根を張り幹が立っていた。巨大な鳥類の地を踏む足のようだ。







砥鹿神社のケヤキ

 豊川市から国道151号線を北上、東名高速道路を潜り、1kmほど進んだ三河一宮駅前の砥鹿神社前の交差点を左折、砥鹿神社に入る。砥鹿神社は三河の一宮として由緒ある古社である。
 『砥鹿神社のケヤキ』は本殿に向う境内右手柵の外、歩道の外側の斜面下から立ち上っている。境内側に「愛知県指定天然記念物 欅一樹」と書いた大きな看板があった。一度神社の外へ出て、神社下の車道に降りて写真を撮った。根元近くで二本に分かれ並んで直立する幹は白く若々しい。
 このケヤキは昔から「みたらいのケヤキ」と呼ばれていたが、昭和34年の伊勢湾台風で境内の古木が多く倒れる被害を受けた中、しっかりと残った。







犬頭神社のクスノキ

 豊川市街から県道334号線(千万町豊川線)を北上、東名高速道路を潜り、下千両の交差点を過ぎ1kmほど進んだ左手に犬頭神社の社叢が見える。
 『犬頭神社のクスノキ』は境内の中央、小さな土蔵の脇にあり、根元を広げて安定感が良さそうだ。
 この神社には境内入口に一つ石の鳥居があり、拝殿前のクスノキの左手にもう一つある。ちょうどクスノキの両側に鳥居があることになる。拝殿前の鳥居の前方が塀で閉じられたため、境内入口に新しく鳥居を作ったのだろうと思う。結果、奇妙な風景となった。





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