第7日目後半

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 日 時  平成11年4月3日(土) 天候 晴れ時々曇り



山中八幡宮のクスノキ

 国道1号線を西に向かい、岡崎市に入って4kmほど進んだ右手の山の麓に山中八幡宮がある。このクスノキは国道からはもちろん、名鉄の電車からも望見出来るという。
 通り過ぎてから右折し、山の際に沿って八幡宮に至る。『山中八幡宮のクスノキ』は小さな橋を渡った八幡宮の石段前に立ちはだかるように立っている。二本の幹を一本に束ねたように、地上2mほどのところで2本に分かれている。クスノキとしては市内第2位の大きさをほこる。周りのの桜が満開でこの巨木に文字どおり花を添えている。
 山中八幡宮は徳川家康とゆかりが深く、初陣の時に戦勝祈願に訪れたり、三河の一向一揆の時に八幡宮の山に逃げ隠れたという逸話が残っている由緒ある古社である。







専念寺のクスノキ

 JR岡崎駅前から県道43号岡崎碧南線を西尾市に向けて南下し、5kmほど進んで東海道新幹線のガードを潜って500mほど行った六ツ美南部小学校の反対側、広田川を渡った対岸に専念寺はある。川の向こうは西尾市になる。
 クスノキは門を入った左にある。クスノキとしてはそれほど太い巨木ではないが、地域の人に親しまれた木なのであろう。








浄光寺のイチョウ

 『専念寺のクスノキ』から県道43号岡崎碧南線に戻って、さらに1kmほど進み中島橋西交差点を直進してすぐの左手に浄光寺がある。
 門を入った左手、手洗い場の手前に『浄光寺のイチョウ』がある。下枝が切られ、葉を落とした姿は寂しいが、病虫害の被害もなく、まだこれからの木である。








西林寺の大椎

 西尾市の中心から国道23号線を東進し、広田川を渡ってすぐの駒場町交差点を右折、県道42号西尾吉良線3kmほど南下した左手の岡に西林寺がある。アイシンの高丘工場の南側である。
 西林寺はお寺というにはいかにも小さく、御堂といった感じで、もちろん無住のようだ。境内にはツバキの木が数本、まだ赤い花が残っている。
 『西林寺の大椎』は寺へ上がる石段の左にあった。下から見ると太い立派な幹に見えたが、上にあがってみると大きく口を開け皮一枚残った状態で危うくみえた。







無量寺の楠

 名鉄蒲郡線西浦駅の裏、すぐ北にガン封じの寺として有名な無量寺がある。観光バスが留まりにぎやかであった。参道にガン封じの絵馬が無数に掛けられていた。人体の絵の病巣に思い思いに印が付けられ何とも生々しい風景であった。
 『無量寺の楠』は境内の右手隅に喧騒の中で参詣者の目を引くことも無くひっそりと立っていた。表からは均整のとれた姿の良いクスであったが、裏へ回ると洞が口を開け、太い注連縄で束ねてやっと体裁が保たれていると錯覚しそうなありさまであった。





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