第15日目前半

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 日 時  平成12年7月2日(日) 天候 晴れたり曇ったり



社町八幡社のイチイガシ

 豊田市街から県道343号、則定豊田線を東へ進み、矢作川(高橋)を渡って700mほど行った右手に寺部小学校がある。寺部小に向かい側に神社の森がある。社町八幡社である。
 神社の左手脇の入口左側にイチイガシがある。後ろへ回ってみると幹はがらんどうで、主幹は失われている。空洞の内側は全面に焼けこげていて中でゴミでも燃やしたかに見え、イチイガシの身に起った過酷な運命を感じさせる。枝張りも少なくイチイガシの行く末が案じられる。ただ根元のアジサイが僅かに救いであった。






社町八幡社のクスノキ

 社町八幡社にはもう一本、市の名木に指定されたクスノキがある。イチイガシを見て境内に入ったすぐ左、本殿左手社務所にくっ付くように立っている。
 社務所と御洗所の間から見ると、立派なクスノキの巨木に見えるが、境内側半面は樹幹が完全に失われ、樹幹の朽ちた内側があからさまになり、伸びた支幹が、数本の独立したクスが束になっているように見える。粗ゴミが幹の前に積まれ、このクスも大切にされているように見えないのが残念であった。







足助八幡宮のスギ

 豊田市から国道153号線を足助町に入り川を渡ったすぐ左手に足助八幡宮がある。回りは有料駐車場が沢山あるが、神社の西側にある参拝者用の駐車場は無料である。短時間ならそちらの利用が良い。
 御神木の杉は社殿正面の門を入ったすぐ右手に聳えている。よく管理された幹の樹皮が大変美しい杉の巨木である。根張りの安定感やまっすぐに伸びた幹と枝のバランスも大変良い。地上2.5mほどの位置に太い立派な注連縄が巻かれている。
 足助八幡宮は案内板によると「天武天皇の白鳳二年(673年)創建と伝える古い神社で、神宮寺のあった名残の鐘楼もあり、多くの文化財を保存している。」







足助八幡宮のイチョウ

 足助八幡宮にはもう一本、町指定の天然記念物がある。境内西側に独立して立つイチョウである。
 境内の一段石積みされた島に、根元近くで二本に分かれたイチョウが立っている。イチョウとしてはまだそれほどの老木ではないが、枝打ちなどを受けて樹勢がいまいち感じられない。






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