第16日目

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 日 時  平成12年8月6日(日) 天候 晴れのち曇り一時雨


子持ちカツラ

 長野県の根羽村の「月瀬の大杉」を見た帰りに、国道153号線(飯田街道)を県境を越え、トンネルを抜けて3kmほど走ると右手に「子持ち桂0.7km」の看板を見つけた。情報は持っていなかったが、標識に従い国道から右手の細い道に逸れる。300mほど行くと、「子持ち桂420m」の看板がある。看板近くに駐車して右手の山道に入る。整備はされているものの、昼なお暗い林間の谷道をおそるおそる辿ること10分、「子持ちカツラ」にたどり着く。
 案内板によれば「最も太い木で180cm、細いものでは20cm程度のものまで約50本。一株から群生しているために子持ち桂としてしられている。長い年月生育しているので、立枯れ木や倒木が大小合せて10本ほどもあって、これらが長い年月の間変遷して生育してきたことを偲ばせている。群生した株の中央部は、広くて立木のないところがあり、一本の樹木としては、最盛期を過ぎたものと思われる。明治22年に編製された稲橋村地誌にもこれの記述があり『春ハ躑躅櫻花溪間ニ爛漫タリ。秋ハ蜀錦満山ニ溢レ細流皆金魚ヲ浮ブ。子持桂直立六・七丈其中ニ蟠ル。其風影画圖モ及バズ』と記されている。」







東堂神社のトチノキ

 国道257号線を稲武町から設楽町に下っていく途中に川向の集落がある。道路右下集落にそれと思しき神社の杜を見つけ急な道を降りてみる。神社の名前は東堂神社、杜の中にトチノキの巨木を見つけた。
 トチノキの前に小さな赤い祠があり、御神木になっているのであろう。幹にびっしりと蔓生植物をまとっているが、表面には洞も見えず、どっしりとした根元に樹勢の力強さが感じられた。町内で最も太いトチノキとして町の天然記念物に指定されていた。






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