第1日目

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 日 時  平成12年5月27日(日) 天候 くもり時々小雨



中川の箒スギ

 東名高速道路の大井松田インターを降り、国道246号線を10kmほど西進し、JR御殿場線の谷蛾駅を左手に見て、東名を潜って間もなく、「清水橋」のT字路を右折し、県道76号線を「中川温泉」の看板に導かれて北上する。丹沢湖のほとりを通り、中川温泉を通り過ぎて間もなく、箒沢の左手の山の斜面に杉の巨木が見えて来る。
 この杉は人命救助をした巨杉として知られている。説明板によると「昭和47年に、この地方に甚大な被害をもたらした丹沢集中豪雨の際には、土砂崩れをくいとめ、箒沢の集落を崩壊から救った」という。
 雨がぽつりぽつり来たので急いで写真を撮った。根元に向かって太くなり、円錐形の幹で大変安定感のある樹形であった。すぐ側の「箒杉茶屋」でそばの昼食をとった。その間にも数組の巨杉見学者があり、人気のほどが知れた。







八幡神社のくすのき

 国道246号線を東進し、JR御殿場線山北駅を過ぎてすぐの宮地の交差点を右折、県道74号小田原山北線を500mほど進んだ右手に県道沿いに八幡神社があり、その入口にクスノキの巨木があった。
 車で通りながらこのクスノキに気がついて立ち寄った。根元に駐車された車が邪魔であったが写真を撮った。根元から斜め45度に伸びた幹は弓なりになって上方へ枝を伸ばしバランスを保っている様に見える。
 説明板によると「根元の小枝は関東大震災によって根元がさけて、その先端から生じたもので学術的にも貴重な現象である」という。







小田原城跡のイヌマキ

 小田原市小田原城址公園内、常盤木門の大木に囲まれたアプローチにイヌマキの巨木がある。
 巨幹にタオルをねじったような斜めの縦皺が浮き出ている。説明板によると「以前は四方へ密に枝を広げて傘状の見事な姿をして」いたが、「台風のために北側の大枝が折れて、支幹の一部があらわになり、現在のような姿になって」しまったのだという。







小田原城跡本丸の巨マツ

 小田原城本丸の南東隅、動物園の象舎の裏手に「小田原城跡本丸の巨マツ」が立っている。
 説明板によると「天保年間の相中雑誌に『御本丸に七本松という老松・・・・』とある松の生き残りと思われる」とある。
 幹の北面にべったりとバンソウコウのような布があてがわれ、ワイヤーでグルグル巻きにされてまことに痛々しい。







小田原城跡のビャクシン

 小田原城址公園の歴史見聞館の南の広場隅にビャクシンの巨木がある。
 竹垣でかこまれて大切にされているが、巨木としてのスケールに乏しくこじんまりとした巨木であった。



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