第3日目
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日 時 平成8年2月24日(土) 天候 晴れ
船明の二本杉
番号 37
生育地 天竜市船明
指定 市指定天然記念物
樹種 スギ2本−北・南(すぎ科)
幹周囲 A-4.6m B -5.0m
根回り A-4.74m B -7.2m
樹高 A-29m B -32.5m
樹齢 A-不詳 B -不詳
巡礼日時 1996年2月24日 AM11:50
天竜市から天竜川を少し遡った所に船明ダムがあり、国道沿いに『船明の二本杉』がある。
かっては諏訪神社の参道の入口にあった杉であるが、船明ダムが出来て神社が移転し、川沿いの道路沿いにこの杉だけが残った。樹勢は良く姿も良いが、道路の側なので邪魔になるのか、太い枝が切られているのが痛々しい。天竜市の説明板には樹齢が不詳と書かれている。切って年輪を数えなければ判らないから正確を期するのはよいが、推定樹齢くらい書いておいて欲しいと思う。
米沢諏訪神社のイチイガシ
地図は前述「船明の二本杉」参照
番号 91
生育地 天竜市米沢 米沢諏訪神社
指定 県指定天然記念物
樹種 イチイガシ(ぶな科)
幹周囲 5m
根回り 6m
樹高 42m
樹齢 不詳
巡礼日時 1996年2月24日 PM0:10
船明ダムのダム上を天竜川右岸に渡り天竜舟下りの乗船場を過ぎて、車一台で一杯の田圃の間の参道を真っ直ぐ入って、米沢諏訪神社に着く。
イチイガシとしては静岡県の最大木である。社殿右手の石垣に組み込まれたようになっている。樹皮は黴か苔か地衣類に覆われて汚いが樹勢は良いらしく、枝を高く延ばしている。
将軍杉
番号 38
生育地 天竜市下百古里 武連神社
指定 県指定天然記念物
樹種 スギ(すぎ科)
幹周囲 10.6m
根回り 6m
樹高 39m
枝張り東西 27.2m
枝張り南北 24.5m
樹齢 1,000年以上
巡礼日時 1996年2月24日 PM1:42
天竜市から主要地方道の藤枝天竜線をたどり、下百古里の武連神社に至る。
将軍杉は武連神社のすぐ後ろに根を張っていた。おそらく御神体になっているのであろう。西暦797年、蝦夷征伐の途中、坂上田村麻呂がこの神社で勝利祈願をして食事をしたおりに、杉の箸を地面に挿したところ根づいたと言われている。伝説はともかく、ゆうに千年はたっている訳である。戦時中には武運長久を祈った人達の参拝が絶えなかったのではなかろうか。
将軍杉は幹周囲が10mを越えて、杉としては県下の最大木に近く、何か圧倒してくるものがあった。近寄ると、縄文杉には遠く及ばないものの、それを思わせる雰囲気があった。
北浜の大カヤノキ
番号 76
生育地 浜北市本沢合
指定 国指定天然記念物
樹種 カヤ(いちい科)
幹周囲 5.4m
根回り 15m
樹高 22.3m
枝張り東西 27.2m
枝張り南北 24.5m
樹齢 600年
巡礼日時 1996年2月24日 PM2:35
天竜川の右岸を下り浜北市に入る。しばらく走って、ガソリンスタンドで尋ねると家並の向こうに見えるという。車で探すが見失い、しばらくうろうろした。
北浜の大カヤノキは人家の間に1本だけ立っていた。この木は国指定天然記念物という。同じカヤでもっと太い木、高い木がある中でなぜ国指定かと思うが、良く眺めると大変姿が良い。回りを直径20mほどの低い柵で囲われて大事にされているように思えた。しかし見学者のための回りの整備はいまいちであった。木に触れてみたいと思ったが、柵の中に入るのがはばかられて残念であった。
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