第4日目

ホームページへ



 日 時  平成8年3月10日(日) 天候 曇り後晴れ



三宝神社の二本杉

 本川根町千頭を通り、奥泉の谷畑の三宝神社に向かう。奥泉の集落まで出てしまい、引き返して落石で道が荒れた農道を山へ登る。三宝神社はその山腹にあった。神社の前方に茶畑が広がり、茶畑の向こうは急な斜面になって下っているらしい。杉の森の境内には鄙びた社と数本の太い杉があった。石の鳥居のすぐ後ろに門柱のように2本立った杉が巨木に数えられる『三宝神社の二本杉』である。
 余りに山奥にあるために、人目に触れず、天然記念物にも無指定で、不遇な巨木である。根の回りには杉の枯れ葉がうず高くたまり、踏むとふわふわする。山奥ゆえに手つかずの自然のままで放置されていて、その点では大変恵まれた環境にあると言えよう。






徳山浅間神社の鳥居杉

 中川根町徳山の集落の北部に神社の木立を遠見して進んだ所、山道に入ってしまい隣の沢間の集落へ抜けてしまった。沢間に花盛りの梅の木を見て、迷って良かったと負け惜しみを言いながら引き返す。この神社は郷土芸能の『鹿ん舞』で有名と案内板にあった。境内にはサッカーに興じる数人の子供がいた。外で群れて遊ぶ子供をみるのは近頃珍しい。
 杉の巨木は境内の左右にあった。神社の境内という生活の場に、特別に保護されている風でもなく、しっかりと根を下ろした元気の良い杉の巨木を大変頼もしく思った。






田野口津島神社の五本杉

 中川根町田野口の集落の、北の外れに神社はあった。境内には何本かの大杉が立っていて、薄暗いほどであった。
 五本杉は境内の裏手の杉林の中にあった。根元は1本の巨木が数メートル上で5本に分かれていた。







このページに関するご意見・ご感想は:
kinoshita@mail.wbs.ne.jp