第30日目

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 日 時  平成11年5月10日(日) 天候 くもり



藤井神社のクス

 国道一号線の藤枝市大手の交差点を東へ折れて、県道30号焼津藤枝線を600mほど進み、信号を左折しさらに500mほど進んだ藤枝市平島の角地に藤井神社がある。
 太い主幹の上部が失われ、ダルマさんのようになった幹の芯から新しい幹が伸びて、巨木が再生されつつあるといった不思議な樹様を持ったクスノキである。根元が空洞になり、残った根が踏ん張った四肢に見えて、幹に宿った蔓草が胴体を被った獣毛のようで、草食の首長恐竜そっくりの異相であった。






若一王子神社の社叢(クス)

 藤枝市の旧市街、本町を西へ進み、市役所前の通りと交差する千歳の交差点を右折、直ぐの山際に洞雲寺があるが、若一王子神社は洞雲寺の東隣りにある。神社右脇から背後の山に登るとすぐに、蓮華寺池を囲む山に作られた遊歩道の南端に至る。
 『若一王子神社の社叢』という文字が記憶の底にあって、行けば簡単に見つかると思って来たのだが、探し当てるのに大変苦労した。記憶はかって遊歩道を歩いた時見た案内板であった。
 その案内板によると「この社叢には、ヤマモガシ、ミミズバイ、イチイガシ、カンザブロウノキ等暖地性植物が自生する北限地のため、天然記念物に指定されている」とあって、巨木が天然記念物になっている訳ではない。社叢で最も太い木は社殿右前のクスノキであった。御神木になっていて注連縄が巻かれていた。




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