日本の巨木−第7回−(山梨県)

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顕本寺のオハツキイチョウ 

 国道52号線を北進し、冨沢町の万沢バイパスの北端より西へ入り、万沢小学校の裏手に顕本寺がある。
 『顕本寺のオハツキイチョウ』は顕本寺山門の右手、白壁土塀の端の一段高い土塁上に生育している。昭和4年の石原初太郎氏の調査では葉上に銀杏が付く葉付きイチョウである上に、葉上に二つ結実する双生のものであることが発表され有名になった。オハツキイチョウとしては山梨県下には、上沢寺、本国寺、八木沢等の国指定のオハツキイチョウに次ぐ名木である。





顕本寺のヒノキ 

 顕本寺山門を入ってすぐ左手に朱塗りの鐘楼があり、その向こうの狭いスペースに『顕本寺のヒノキ』がある。
 目通りの幹周囲は目立って太いものではないが、根元に向けてぐっと太くなっていた。狭い境内に30mの樹高は随分高い。
 顕本寺の境内にはもう一本スギとヒノキを寄せ植えした、二本合わせて目通り幹周囲6.2mの巨樹がある。





福士金山神社のイチョウ 

 国道52号線を北進し、冨沢町の『道の駅とみさわ』の手前で左折し、福士川の左岸を進み、1.5km入った山の端に『福士金山神社のイチョウ』がある。
 赤い小さな木の鳥居の後ろにイチョウがある。折りからの雨模様の中、濡れた幹はコケや寄生植物に覆われてじめじめしている。太い枝からは乳垂れが下がっている。雌木で県下でも注目すべき巨木である。かっては村人はこのイチョウの色付くのを見て、秋の田畑の仕事をしてきたといわれる。
 ぽつりときた雨が帰り道には視界が無くなるほどの激しい雨になった。





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