安物ボビン巻きラインってどうなの?(ナイロン偏)
あまり語られることのないボビン巻きライン。
毎回巻かえている俺としては、ライン代が一番かかる重要な問題。
安物ラインって「すぐ切れそー」とか、
「品質が安定していないじゃないの?」など疑問もいっぱい。
そこでふだん考えているラインについて、独断と偏見でまとめてみました。
こいつにハマると、抜けられねーぞー!!。
なんせ100mで200円前後が、ちょいと高級ラインに見えてしまうからネ〜。

ラインの強さから言うと、ボビン巻は100m巻より弱いです(新品ライン)。でもふつう数回使用しますよね。そうなるとやっぱり新品ボビン巻にはかなわないのですよ。試しに新品ラインと、リールに巻いてあるラインをそれぞれルアーに結んで、ブチ切ってみましょう。特にラインが擦れて白くなってる部分は、恐ろしいくらい弱ってるでしょ。
結局安物ラインでも、新品であれば安定した強度を得られるってことです。

ラインの評価はトラウトを狙う関係上、太さと、ラインカラー(グリーン)を優先しています。標準的6lbをこえると魚にいやがられることがあるので。
太さの順位は、細い方から、
メイプルライン<クインターレコード<レグロン、イシグロ<ALL BASS<シルバースレッド<GTR<海平。
    • 標準星マーク★★★
      硬さ=★印が多い程硬い
      強さ=★印が多い程強い(強度は結んで切って試した感覚です)
      耐久性=★印=釣行回数(3時間)
      太さ(表記の号数に対して)=★印が多い程太く、調査方法は皮膚感覚。
      (1.5号表記なのに1.7号ぐらいの気がするなど)
      コストパフォーマンス=★印が多い程安く 強い。(ラインの太さを除いて)
      評価★印が多い程、自分好み。コストパフォーマンス含む。

      使用タックル
      ロッド/ハートランドZ 591XLB
      リール/ABU アンバサダー1601C
      場所/トラウト管理釣り場

スーパーGTR 6lb(3kg)
硬さ=★★
強さ=★★★★★+結束強度
耐久性=★★★★★+
太さ(表記の号数に対して)=★★★★やや太め
購入価格1,570円(100m)
コストパフォーマンス=ー

評価★★+
その他のラインと格が違う。
ボビン巻にくらべて気軽にライン交換ができない。(当たり前!!)
このラインで、55cmのボラをごぼう抜きした。(糸を持って!!)
切れる前のネバリが凄い!!
ラインが高額なので現在は使用していない。

シルバースレッド/トラウト 6lb
硬さ=★★★★★
強さ=★★★結束強度
耐久性=★★+
太さ(表記の号数に対して)=★★★★やや太め
購入価格750円(150m)
コストパフォーマンス=ー

評価★★★
個人的には非常に良いラインだと思うけどボビン巻を使用している現在は、お高いラインになってしまった。

クインターレコード1.5号(2.7kg
硬さ=★★★
強さ=★★結束強度(公認ラインなので不利?)
耐久性=★-
太さ(表記の号数に対して)=★★やや細め
購入価格1,200円(600m)
コストパフォーマンス=★★+
評価 ★★★★+
今までのベストライン。豊富なカラーもあり、廃盤になったのが悔やまれてならない。
復活を望みたい。

クインタースター1.5号(3kg)
硬さ=★★★★
強さ=★★★★結束強度
耐久性=★★-
太さ(表記の号数に対して)=★★★★★太い
購入価格840円(600m)
コストパフォーマンス=★★★+
評価★★★-
クインターレコードの代わりに出たライン。公認ラインではないので、レコードより強い。
ラインも太くなり耐久性があがったが、海平によく似たライン。
張りがあり、固めのラインなのでスピニングにはややなじみが悪い。
がっかりしてしまった。
透明ラインなので摩擦で白くなり目立ちやすい。

海平1.5号(3kg)
硬さ=★★★★
強さ=★★★★★結束強度
耐久性=★★-
太さ(表記の号数に対して)=★★★★★太い
購入価格740円〜1,050円(500m)
コストパフォーマンス=★★★+
評価★★★-
張りがあり、固めのラインなのでスピニングにはややなじみが悪い。ただし強さは折り紙付き。
さすがパッケージに玄人向けラインと表記してあるのもうなずける。
ただし、ラインは太めで、1.7号ぐらい?
フリッピング用ラインとして、6号を使用している。
透明ラインなので摩擦で白くなり目立ちやすい。

イシグロライン(ゴーセン)1.5号(3kg)
硬さ=★
強さ=★★★★結束強度
耐久性=★★★-
太さ(表記の号数に対して)=★★★-標準的
購入価格780
円?(1,000m)
コストパフォーマンス=★★★★★+
評価★★★★-
非常にしなやかで強い。良いことづくめライン。
何と1,000m巻で心置きなく毎釣行ごと巻きかえられる。
ただ、良くのびるラインなので、おれのスタイルには合わないのが残念。
1号ラインもあるので、スプーン派にはグッド!
透明ラインなので摩擦で白くなり目立ちやすい。

ALL BASS 1.5号(3kg)
硬さ=★★★★★
強さ=★★★結束強度
耐久性=★★★
太さ(表記の号数に対して)=★★★+標準的
購入価格780円? (300m)
コストパフォーマンス=★
評価★
硬めのラインで、しかも平行巻き。75mごとにマーカー付き。
性格は海平/クインタースターに似ているので、値段を考えると海平/クインタースターに軍配。

メイプルライン1.5号(3kg)
硬さ=★★
強さ=★★★結束強度
耐久性=★★
太さ(表記の号数に対して)=★かなり細い
購入価格2,200円 (600m)
コストパフォーマンス=★-
評価★★★★★
他のラインにくらべクオリティーが高い。ただネックは、価格。
俺みたいな貧乏アングラーには少々辛い。

アンディ(ドイツ)4lb
硬さ=★★★★★
強さ=★★結束強度
耐久性=★+
太さ(表記の号数に対して)=★★★標準
購入価格2,250円セールで購入(3,262m)
コストパフォーマンス=★★★★★+
評価★★-
何となく買ってしまったライン。パッケージを見てビックリ!!3,262m??
ラインは硬いので、この太さだとユニノットだと辛く、クリンチがお勧め。
強さは同じ太さのクインターレコード1号のほうが結束強度は強い。
現在は地元で売っている店が倒産したので入手不可能。

レグロン1.5号東亜スリング(3kg)
硬さ=★★★★★
強さ=★★★★
耐久性=★★★+
太さ(表記の号数に対して)=★★★標準
購入価格1,200円(600m)
コストパフォーマンス=★★+
評価★★-
ライン自体は固めの重め。プラグの反応はいいが、深度が深くなってしまうのと、動きが細かくなってしまう。テストした日は低活性だったので、好調に釣れたが、プライムタイム時、ウエイキングができず、釣果を落とした。しばらくはこのラインかな?
このラインはロドリで有名な金森クンお勧めラインだそうです。



総評
トラウトを釣る関係上、ラインの太さで、クインターレコードがベストだが、廃盤になってしまった。
メイプルラインが機能的に優秀で、性格もクインターレコードをより細く強くした感じ。
次にレグロン。ただイシグロラインもこれに継ぐ性能を見せ、値段程の差はない。ラインの硬さで好き嫌いが出るところ。
その他のラインは、大体性格が似ていることが分かる。
ボビン巻きの商品は、樹脂加工がしてない場合が多いので、耐摩耗には弱いです。
毎回巻かえた方が、ベターでしょう。釣り場で、後ろから見ると立ちショ◯◯ンみたいにラインをほどいてると悲しくなるもんね。
やや硬めで標準的な太さと強度のラインを求めて、これからもボビン巻を探していきたいと思う。