明日の清水港



ゴミはだれのもの

清水釣具商組合 村岡忠男


           皆さん、清水の港へ釣りに行く人、港を見に来る人、出航する人を見送る人、港を

          訪れる人々にちょっと見て欲しいと思う。港はかなりのゴミが捨てられています。

          使い終わった仕掛け、サビキが入った袋、切れたライン、オモリ、電池、アミエビが

          入っていた袋、使いかけのアミエビ、折れた竿、数えだしたら切りがありません。

          しかし釣り人の捨てたものだけではありません。ラーメンが入った発泡スチロール

          の器、時によっては汚れたオムツも捨ててあります。これは岸壁の上の見えるゴミ

          だけであって、海の中には何が捨てられているのかわかりません。

           だからとにかくマナーを守って釣りを楽しんで欲しいのです。港を管理している

          人にとって港はゴミ拾い場であっていいはずがありません。今まで大目に見ていた

          けど絶対に立ち入らせたくないと思うのは当たり前です。でも地元の人は言うかも

          しれません。捨てているのはほとんど他の県や他の町の人たちだと、その通りかも

          しれません、事実興津第に埠頭で焼き肉パーティーをやって埋設電線を焼き切った

          のは山梨の釣り人だといわれています。今作りつつある興津コンテナ埠頭で暴力事

          件を起こしたのは名古屋の釣り人だといわれています。港を綺麗に使って釣りをし

          ようという地元の釣り人にとってこんな迷惑なことはありません。清水港の人たち

          が週3回港の清掃をしてくれています。清水釣具商組合も月1回清掃しています。

          地元の釣り人は、自分たちが釣る場所は毎日掃除しています。ですから30年前に

          比べれば遙かに港は綺麗になっています。しかし他の町や県から来る釣り人は捨て

          ていくでしょう。その時は優しく注意して、持ち帰ってくれるようにして欲しいと

          思います。車横付けでいきなり釣りが出来るのは埠頭だけです。老人達の憩いの場

          でもあります。マナーを守らないことで釣りが出来なくなるなんてばかばかしいこ

          とです。ゴミは出ます、釣りをすれば。だけど持ち帰ればゴミは出ないのです。港

          で一番目だつゴミは、缶コーヒーやお茶の空き缶と、仕掛けやアミエビの入ってい

          た空き袋です。これらのゴミは一番持ち帰りたくないかもしれません。だけどこれ

          らを持ち帰れる釣り人が第1級の釣り人といわれると思うのです。自然を汚さない、

          埠頭を汚さないのは私たち釣り人の務めなのだと思います。




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