今年も黒鯛標識放流


   9月30日、10月1日、10月24日に駿河湾海を守る会と清水港釣船業協同組合は共催で昨年に

  引き続き黒鯛のタグ打ち放流を行った。

   用意された黒鯛は、全日本釣り技術振興評議会(JFT)のイベント(全日本チヌ釣り王座決定戦・チ

  ヌフレッシュトーナメント関東支部大会)で釣り上げられた233匹の成魚黒鯛(15〜35cm)を

  提供いただいたもの。

   原保幹事指導のもと当会有志が標識をセビレ前に打ち込み再放流した。

   11月末現在14匹が再び釣り上げられたと報告されている。

   報告先は、原金釣船店2匹、山本釣船店7匹、ふじや釣船店3匹、松井釣具店2匹から上がっている。

   放流から2ヶ月で6%の再捕獲は驚くべき数字だ。

   1年間トータルすれば10%を越えるものと思われる。

   清水港釣船業協同組合3軒のお客が年間釣り上げる黒鯛は約3万匹といわれている。そのうち1万匹を

  リリースすると1千匹は年間釣果アップにつながると考えられる。

   又これによって、清水港に生息する黒鯛の数も推定できる。

   年間再捕獲率が10%とすると清水港にいる黒鯛の総数の10%が釣り上げられていることになる。 

  単純に考えて清水港には30万匹の黒鯛が生息する。

   まあこれは、波止から黒鯛を狙っている釣り師のデータが入っていないので正確ではないが、清水港に

  は30万匹以上の黒鯛が生息していることは間違いないと確信する。

   標識放流魚の清水港外からの捕獲報告はまだないが、標識魚が御前崎や伊豆半島で釣れたらどんなにす

  ばらしいことだろう。

会の活動

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