水辺感謝の日清掃活動
釣り人のマナーは良くなっている!?
 

 日本釣振興会主催水辺感謝の日(全国一斉釣り場清掃デー)に駿河湾海を守る会有志、及び所属各団体が清掃活動を行った。
  清水釣船業協同組合は毎月の定例清水港内清掃の一環として10月15日におこなった。清水市釣具商組合は10月22日清水港日の出地区の清掃を行った。
 蒲郡茅渟倶楽部は年1回の日の出地区、港橋地区の清掃を水辺感謝の日とは別の7月14日に行ったことを付け加える。                   



<海を守る会有志よりの報告>

 私たち駿河湾海を守る会では10月21日、清水港興津第1埠頭・第2埠頭周辺のフィッシングフィールドを清掃活動した。興津第1埠頭へ9:00に集合した有志は、晴天ベタ凪の釣り日よりにもかかわらず釣行を我慢して集まったメンバー13人。
 早速掃除道具を手に、釣り人の並ぶ岸壁を清掃開始。悪臭を放つオキアミのビニール袋などのゴミは少なく、目立ったのはスナック菓子やインスタントラーメンのカップなどの食べ殻。乾電池、もつれた糸も少なくなった。これは釣り人の環境に対する問題意識の現れとみたい。しかしフィールドにゴミが1つもなくなるまで釣り人は努力しなくてはいけない。
  興津埠頭で問題なのが立ち小便である。フィールドの近くにトイレがないため、必然的に堤防の裏に立ち小便をすることとなる、その周辺は悪臭プンプン、とても掃除などできない。野グソまである始末。こんなことを続けていると、フィールドから閉め出されかねない。せめて立ち小便は海に向かってしてもらいたいものだ。そしてゼヒ港湾管理者にお願いしたいのは釣り人のために清潔なトイレを設置していただきたい。
 そんなことを感じながら清掃活動は2時間で終了し、参加メンバーは解散し各々釣り場に向かった。                                     




<水辺感謝の日に感じたこと>
清水市釣具商組合組合長 村岡忠男

 清水市釣具商組合では毎月1回、清水港内の釣り場を順番で掃除しております。10月の清掃日を水辺感謝の日に設定し10月22日に清掃活動を行いました。当日参会したのは組合員である釣具店主8名。清掃活動をしたのは日の出埠頭から巴川河口にかけてです。
 清水港でももっとも釣り人が多く、祝祭日ともなればレジャー客がどっと押し掛ける場所です。そのため釣り場のゴミも空き缶や弁当殻など一般のレジャー客が落としていったと思われる者がほとんどです。
 私たちが釣り場清掃を始めた30年前に比べると釣り人が置いていくゴミは大幅に減りました。特に感じるのは腐敗したコマセが入ったビニール袋が減ったことです。ゴミの山の中から、悪臭と共に黒くヘドロ状となってウジがわいたビニール袋が出てくる、あれは全く掃除人泣かせでした。
 明らかに釣り人のマナーは良くなってきています、でもまだ全ての釣り人のマナーが良くなったわけではありません。清水港の釣り場からゴミと悪臭が無くなるよう、釣り人の皆さんご協力お願いします。