<静岡県・全国銘酒処>丸味屋酒店 静岡県浜松市

天神蔵・浜松酒造 蔵見学   2003/02/01


静岡県浜松市に唯一ある酒造蔵、「天神蔵・浜松酒造株式会社」に酒販店仲間と蔵見学に行きました。
浜松酒造は浜松市の中心部に位置し、昔から「出世城」や「銀露」の銘柄で地元で親しまれている。
創業は明治4年、130年の歴史をもつ浜松酒造は平成10年10月、蔵を大改装した。
古くからの伝統・文化を継承しつつ、新しい文化を取り入れた酒蔵は訪れる人を暖かく迎えてくれる。
蔵は直販売店、美味しいお酒と食事がゆったりと楽しめるスペース、ギャラリーがある「明治蔵」、
清酒醸造場の「昭和蔵」、吟醸仕込みを行う「平成蔵」、
そして浜松の地ビール『天神蔵麦酒』の醸造場「麦酒工房」がある。

中村保雄社長さん(右)に蔵内見学の説明をして頂くことに。
左はベテラン浅沼清輝杜氏(南部杜氏)



醪(もろみ)の様子を優しい目で見ている浅沼杜氏が印象的でした。

本醸造、留添10日の醪(もろみ)
静岡酵母「SY-103」を使用。
ぶくぶくと元気に泡を立てていた。
飲むとまだ甘酒に近い感じだった。


醪を搾る(上槽)機械、連続自動圧搾機。
(NSK社のONG−SA式)
巨大なアコーディオンと思ってもいいですね。
これで「お酒」と「酒粕」に分けられる。
主に「本醸造」「純米酒」に使用される。
ここまでは、「昭和蔵」。

続いて「平成蔵」へ、GO!



ここからは、一般の見学者は入れないらしい。
「平成蔵」に入ると手洗いの洗米機(上)や
お米を蒸す「甑(こしき)」などが配置されている。

空調でかなり温度の低い室内には、
純米酒の「モト」11日目が元気よく活動していた。


静岡酵母NEW-5使用の「大吟醸」
先程の本醸造に比べて日本酒に近く美味しかった。

この日は仕込みタンクが7本程あった。
もう1本の「大吟醸」はメロンのような香りが漂っていた。(ジュルッ・・・)


特別に、麹室(こうじむろ)へ入らせて頂きました。
さすがにここは暖かい。
「種きり」(種麹の降りかけ)が終わった蒸米は
饅頭のように丸くされ麹菌が活発に増殖されるよう
毛布がかけられている。
(間違っても中で人が寝ているわけではない)

酒米は「五百万石」、少しゴワゴワしていて食べると甘味があった。
種麹は秋田県のものを使用するとのこと。
杜氏さんや頭さんが扱いやすいのだろう。
奥には吟醸用の「麹蓋(こうじぶた)」が見える。


「平成蔵」「昭和蔵」を出ると地ビール工場が見える。
ガラス越しにチェコ製の醸造プラントが輝いている。
ここ「麦酒工房」では『天神蔵麦酒』と言う名で
個性豊かな『ピルスナー』『ヴァイツェン』『ポーター』の他に
日本酒酵母(静岡酵母HD-1)で造られた『ハーモニー』が醸造されている。
ここで醸造されるビールは麦芽100%、熱処理や濾過をしていないため
酵母が生きている本物の生ビールである。




ここ「明治蔵」は当時の酒蔵の雰囲気を残し
日本酒、地ビールの直売店がある。
試飲コーナーには季節の日本酒を無料で試飲できる。
酒器も豊富に取り揃えてあり、浜松名物「浜納豆」も販売している。
反対側には古い酒槽や酒樽を利用した「地酒処」はやんわりとした雰囲気で
蔵元自慢の地酒や地ビール、お食事もできる。
注目すべきは2階で「ギャラリー」があり
常時、展覧会やイベントが開催され地域の交流の場となっている。
ゆったりとしたスペースで旬の味覚とお酒を楽しめる「蔵座」もある。
(板座敷ががいいぞ)

正に『文化と出逢いを醸す時空間』である。

蔵見学後、社長さんや杜氏さん、きき酒氏の坪井さんから
天神蔵のお酒の説明や日本酒造りの熱い情熱を肌で感じ
充実した1日だった。
後半の頃は、お酒もだいぶ入りり記憶も定かではないが(笑
「斗びん取り大吟醸」は美味しかった〜。(^O^)

今回の蔵見学、勉強会にあたり夜遅くではありましたが
御協力頂きました、中村保雄社長様、杜氏の浅沼清輝様、
頭の多田匡夫様、大石直人課長様、
酒匠の坪井佐榮子様、見習杜氏の増井美和様に
厚く御礼申し上げます。
酔っ払い相手に本当にありがとうございました。

尚、「天神蔵」の見学や季節のお酒や最新イベント情報等は
「天神蔵ホームページ」にて詳細に案内されています。
是非、一度と言わず何度も足を運んでみてください!

追伸。その後、二件ほどハシゴしたのは言うまでもない・・・。
土曜日でよかった。。。


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