長い間、人間社会の中で親しまれてきた木材は多くの必需品の材料として広く使われてきました。木は伐られたあともいきているだけでなく、一定の期間は強くなり続けます。無機質の材料や物は新しい時が一番強くて性能は良いとしても時間の経過に伴い直線的に弱くなり性能も低下するのが普通です。法隆寺につかわれている木材は1300年経った今やっと伐りだされた時と同じ強さに戻ったといわれています。
 一般に木は腐ると思われていますが、時は経つだけで腐る材料なら法隆寺の1300年の木材が今なお強く行きつづけていくことは出来ません。鉄は湿度が30%あれば錆びますが、木材は90%の湿度があっても必ず腐るという訳ではありません。木材は腐朽菌(酸素と水分の両方が揃って始めて繁殖するもの)に気を付ければ腐りません。手入れをすれば長持ちします。
 木材は燃えるものです。燃やして有毒ガスは発しないと同時に、鉄、アルミなどに比較して加熱度は4対1の強さであり、ある程度の厚さがあれば表面が焦げるだけで燃えにくく表面が炭化しても形が変わるには時間がかかります。
木材は同じ厚さの鉄に比較して圧縮強さで5倍、引張り強さで4倍もあります。又、衝撃、熱、湿度に対して鉄を圧縮しているのは生活体験の中で皆様が日常お感じになってらっしゃる通りです。同じ条件で勝負したら鉄などは木材の足元にも及びません。
 しかし、木の性質をつかんで木を生かして使わないと生き物ですから死んでしまいます。木の繊維が丈夫な一つの要素ですから使う場合タテに大きく鋸目を入れたり、大きな穴を掘ったりすれば弱い材料となります。途中に大きなキズをつければ木が泣きます。キズは最小限にして生かして使うべきです。
 私共は、針葉樹木材が本業です。木製バリケードや、木工製品〜製造・加工の今も木を生かし、木の特性も充分使って製品を作ることを心掛けております。
 これかも多くの機種、型式でユーザーの皆様のお役に立ちたいと努力いたしますので是非御愛顧頂きますようお願い申し上げます。




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