カビの胞子も空中に浮遊し、それを吸うことにより、喘息や鼻炎の症状を起こすことがあります。カンジダ、アスペルギルス、ペニシリウム、アルテリナリアなどのカビがアレルゲンとしてよく知られています。一般に胞子の数は、5〜7月、9〜11月に多いとされています。カビとの接触を減らすには、居室は日当たりのよい部屋を選び、よく掃除し、換気をよくして乾燥させるように努めます。
喘息児にとって、タバコの有害性は明らかです。喘息児の気管は普通の人の100倍過敏になっています。家の中でタバコを1本吸うことは、喘息児にとっては一度に100本のたばこを吸われたことになります。喘息児のいる家庭での喫煙は絶対にやめましょう。また、線香の煙、花火の煙や化粧品の匂いなども喘息を誘発することがあるので注意しましょう。