<どんな病気ですか?>(写真)
その名のように、手のひら、足のうら、口の中に小さな水ぶくれができる病気です。おしりやひざにできることもあります。乳幼児の間で流行します。以前にかかったことのある子でもまたうつる場合があります。熱はないか、あっても微熱程度ですみます。手足の水ぶくれは痛がりませんが、口の中が痛くて食べられなくなることがあります。
<治療>
治療をしなくても自然に治る場合がほとんどです。熱やのどの痛みがあるときにはそのくすりを処方します。
<家庭で気をつけること>
1 食べ物
口の中が痛いときは、しみないものを与えましょう。熱いもの、塩味や酸味の強いもの、かたいものは控えます。
2 入浴
熱がなく元気ならかまいません。
<保育園・学校>
行ってよいかどうかは、症状しだいです。主治医の指示に従いましょう。
(手足口病は、症状が軽いことが多く、また、感染期間が約1カ月と長いため、最近では感染予防としての隔離はあまりしません。)
<こんな時はもう一度診察を>
1 口の中が痛くて、水分を取れないとき
2 高い熱が3日以上続くとき
3 吐いてぐったりしているとき