<どんな病気ですか?>
数年おきに流行します。うつってから2〜3週間後に、赤くて小さな発疹が体中に出ます。熱はちいさな子は、あまり出ません。年長児や大人は高熱が続くことがあります。いずれにしても3日で治ります。「3日ばしか」とも言われますが、はしかとは関係ありません。
似たような発疹が出る別の病気も多いので、正確な診断のためには「抗体検査」が必要です。
<治療>
頭痛や関節痛、発熱がみられるときには熱さましや痛み止めを、かゆみが強いときはかゆみ止めを処方します。
<家庭で気をつけること>
熱がなくて元気でも、発疹が消えるまでは家の中にいて下さい。食事その他、いつもと同じ生活でかまいません。
<こんな時は診察を>
1 ぐったりして元気がないとき
2 熱が3日以上続くとき
<保育園・学校>
熱もなく発疹がすべて消えたら行ってかまいません。治癒証明が必要です。
<妊婦に近づかないで!!>
妊娠初期に風疹にかかると、産まれてくる赤ちゃんの目や耳や心臓に障害をきたすことがあります(風疹症候群)。風疹の子を、妊婦や妊娠しているかもしれない人に近づけてはいけません。妊婦が風疹にかかったかもしれないと心配になったら、産科の先生に相談してみましょう。
<風疹ワクチンについて>
風疹症候群のことがあるので、女性は特にしっかりワクチンを受けてください。過去に風疹と診断されたことがあっても、「抗体検査」をしていない場合は、本当に風疹だったのかどうか分かりません。似たような発疹が出る病気はとても多いのです。そういう場合は、ワクチン接種をしてください。万一、過去に風疹にかかっている方がワクチンを接種しても特に問題はありません。