無菌性髄膜炎

<どんな病気ですか?>
急に発熱(38〜40℃)し、1日数回の嘔吐があり、頭痛を伴うことが一般的です。元気がなくなり、ぐったりします。夏(7月〜9月)に流行することが多い病気です。ほとんどの場合、1週間ほどで、後遺症なく治ります。原因は、ウイルスによることがほとんどです。

<治療>
安静が第一です。症状が強い場合は、入院が原則です。嘔吐が激しくて、水分が取れないときは点滴によって水分補給をします。

<家庭で気をつけること>
発熱、頭痛、嘔吐の3症状がそろったときは、医師の診察を受けましょう。

<こんな時はもう一度受診を>
はじめは、風邪の症状でも、あとから症状がそろってくることがあります。そんなときには、もう一度受診して下さい。

<保育園・学校>
完全に症状がなくなり、医師の許可がでてからにしましょう。

 

ヘルペス口内炎

<どんな病気ですか?>
ヘルペスというウイルスの感染でおこります。38〜40℃の高熱が4〜5日続き、口内炎がたくさんでき、歯ぐきも腫れて出血します。口の中が痛いので、食べられず、ひどいときは水分も飲めなくなります。口の中の痛みは1週間くらい続きます。

<治療>
熱や痛みを抑える薬を使います。ヘルペスウイルスをやっつける薬を使うこともあります。

<家庭で気をつけること>
1 食べ物
口の中が痛いので、プリン、ゼリー、アイスクリームなどかまずに飲み込めるものがよいでしょう。
2 水分
十分に水分を取りましょう。果汁など酸味が強いものはしみます。牛乳や麦茶、ポタージュスープなどがよいでしょう。
3 入浴
高い熱があるときや元気がないとき以外は、がまんする必要はありません。

<こんな時はもう一度受診を>
・高い熱が3日以上続くとき
・元気がなくてぐったりしているとき

<保育園・学校>
よだれなどからうつるので、口内炎が完全に治るまで、1週間ほど休みましょう。