予防接種の種類と接種時期

おすすめの
接種時期

種類

アドバイス

副反応

自然感染の場合の合併症

標準接種年齢

2ヶ月からスタート Hib 細菌性髄膜炎を防ぐ重要なワクチンです。必ずうけましょう。 ときに腫れ、しこり、発熱 細菌性髄膜炎の場合は約半数が死亡 生後2ヶ月から 初回3回と追加
肺炎球菌
B型肝炎 肝炎や肝癌を予防します ほぼ無し 肝炎、肝硬変、肝癌 生後2ヶ月から 3回
ロタウイルス 重症の胃腸炎を予防します まれに腸重積症 胃腸炎、けいれん、まれに脳症 初回は生後14週6日までに(自費)

3カ月を過ぎたら
なるべく早くやりたい

四種混合 ジフテリア、破傷風、百日咳、ポリオ。重要なワクチンです。是非、受けて下さい。

腫れ、しこり(10人に2〜5人)
軽い発熱(100人に3〜4人)

病気にかかると・・・
 ジフテリア:死亡 20人に1人
 破傷風:死亡 100人に3人
 百日咳:肺炎・脳症 20人に1人
     死亡 200人に1人

1期 生後3〜90ヵ月未満
(3〜8週間隔で3回と追加1回)
2期 11・12歳

生後5ヶ月
BCG

乳幼児の結核は重症化しやすいので、是非やりましょう。

腋窩リンパ節の腫れ
(1000人に7人)

乳幼児の結核は重症結核(結核性髄膜炎・粟粒結核)が多く危険

生後5〜7ヶ月

1歳過ぎたら早めに

MR
(麻疹・風疹)
とても大切なワクチンです。
必ずうけましょう。
軽い発熱、発疹(10人に2人) 麻疹にかかると肺炎、脳炎など
風疹は妊婦がかかると胎児が先天性風疹症候群(注1)に。
1歳と小学校入学前の1年間の2回
水痘

水痘の重症化を防ぎます。

ほとんどなし

皮膚の二次感染(ときどき)
小脳失調症(まれに)
脳炎(1000人に1人以下)

1歳〜2歳の間に2回

おたふく

おたふくの合併症である、髄膜炎、脳炎、難聴、不妊症なども予防します

ときに耳下腺腫脹

髄膜炎(10〜30人に1人)
脳炎(5000〜6000人に1人)
永久的難聴(500人に1人)
睾丸炎(5人に1人/成人の場合)

1歳と小学校入学前の2回
(自費)

3歳から

日本脳炎

かかると死亡率の高い病気ですので接種しておきましょう

軽い発熱(1000人に2人以下)
注射部の腫れ(100人に3人以下)

死亡(3人に1人)

1期 3回 3〜4歳
2期 9歳

中学1年生の女子 ヒトパピローマウイルス
(子宮頸癌ワクチン)
毎年2000人以上が死亡する子宮頸癌の60%を予防するといわれています しばしば注射部が腫れる 毎年1万人が子宮頸癌にかかり、
2000人以上が亡くなっています
定期接種になっていますが勧奨はされていません
希望者は無料で接種できます

生後6ヵ月以上

インフルエンザ

ワクチンをうけることで軽症化されます

注射部の腫れ、熱感(10人に1人)
38℃以上の発熱(100人に1人以下)

中耳炎、気管支炎、肺炎、
心筋炎、髄膜炎、脳炎、脳症

10〜12月にうける(自費)
13歳未満は2回
13歳以上は1回

(注1)先天性風疹症候群とは、妊娠3ヶ月くらいの初期に風疹に感染すると、
生まれてくる子供が目の病気(白内障、緑内障)になったり、耳が聞こえなく
なったり(難聴)、心臓が悪くなったり(先天性心疾患)するものです。