わたしの楽器紹介

 わたしのフルート・ピッコロたち

SANKYO FLUTE handmade14K H管

 1998年9月15日 お茶の水下倉楽器にて購入。念願のGOLDフルート購入と言うことで、垣野内先生にも立ち合ってもらいました。GOLDフルートの特有のずっしりとした重みと高貴な輝き!たくさんの楽器に囲まれ、私は至福の時を過ごしたのです。         

 その当時発売したてのYAMAHAビジューの新品の繊細な響きにも心が揺れましたが、予算の関係もあり、いろいろな楽器を試奏させてもらうこと2時間。吹いてみると、びりびりとなんともいえない重みのある音色を奏でるこの楽器に決めました。3本目の楽器になります。

 この楽器はすでにいろいろな場面で活躍しました。まず、下田市の芸術祭で師匠の垣野内先生とドップラーの「アンダンテとロンド」をデュエットしました。先生には忙しい合間をぬって浜松から練習に足を運んでいただき、GOLDフルート購入記念として華々しいデビューをかざることができました。次は伊豆フィルの第9回定期演奏会でのドビュッシーの「小組曲」の「小舟にて」のソロです。憧れの名曲のソロをオケで…、というこの感動的な体験!私のフルート史に残る貴重な体験となりました。

 まだまだ未熟なフルート吹きですが、この楽器に追いつけるよう、日々精進していきたいと思っています。

SANKYO FLUTE handmade14K H管と「アンダンテとロンド」

YAMAHA YHL 881 H管

 2本目のフルートとして総銀の、しかもリングキーで、そしてH管がほしいと思っていました。大学1年の秋、銀座のYAMAHAで購入しました。

 これまた垣野内先生の紹介で、私の記憶では3時間以上かけてたっぷり試奏させてもらってからの決定でした。

 初めはリングがうまくふさがらず、右手リング部分にコルクをはめて特訓しました。コルクが1つ、また1つととれ、今ではリングキーが当たり前のようになった自分ですが、低音が確実に出ずに、何回も練習した思い出があります。

 この楽器を手にした時から特に私はフルートに目覚め、大学時代を過ごしました。数々のアンサンブルコンテストや吹奏楽コンクールに共に出場した思い出深い楽器です。大学時代にお世話になった藤田玄播先生が声をかけて下さり、プロの人に混じって中国から来日した歌手の伴奏をしたことも思い出です。芸術劇場の大ホールで演奏するところでしたが、教育実習のため、三鷹のホールでの演奏のみ出演しましたが…。また、宮本明恭先生のレッスンを受け、合歓の郷のホールで「シシリエンヌ」のソロを吹いたのもこの楽器です。

 私のフルート史における重要なパートナーです。

YAMAHA YHL 881 H管とYAMAHA YPC-81

YAMAHA YPC-81

 私の持っている唯一のピッコロです。大学3年の初夏に購入しました。なぜピッコロを手にしたかというと、大学時代に入っていた吹奏楽部でコンクールに出場の際、課題曲(「ランドスケイプ」池辺晋一郎)にピッコロの長いソロがあったのです。

 もちろん部にも年季の入ったピッコロがあったのですが、吹奏楽の中ではピッコロを吹く機会も多く、私自身もピッコロがおもしろくなりかけていた時でしたので、思い切って購入を決意しました。

 合歓の郷バンドクリニックで、宮本明恭先生にこのピッコロでソロを聴いてもらいました。「吹奏楽ではね、ピッコロとパーカッションさえしっかりしてればOKなんだよ。」とおっしゃったのが印象的でした。フルートだけでなくピッコロも見ていただいたのです。

 購入したのはYAMAHA銀座店、買おうと思ってすぐ店に向かったので、一人で試奏に挑戦しましたが、買ったあと先生に相談すればよかったなぁ、と思いました。あんまりおまけしてもらえなかったし…。

 でも、コンクールはじめ数々の晴れ舞台に共に出演した楽器でもあります。ちなみに、ぐるナイのロケで、岡村君のためにクルーザーの上で演奏したのもこの楽器です。

わたしの楽器紹介にもどる 

 

フルートネットワークトップページ