RACING EXPRESS
ON Aug. 1, 2004
BANDINI SUPER TRACKS
SADISTIC COMPETITION

The World Endurance Championship

PORSHE vs FERRARI

8月1日に開催された
2004年サディスティックコンペティション
8時間耐久レースのリザルトです。

優勝

COX 神戸/32

MONZA 井上/IMOLA 藤沢/BUENOS AIRES 田中
SPA 小林/LE MANS 坂口

2372LAP

準優勝

BSTオールスターズ

J・ワイヤー/N・ラウダ/K・アカバ
N・マンセル/V・ロッシ/N・ピケ
M・アンドレッティ/H・H・フレンツェン/R・アルヌー

2255LAP

3位

チームGHK

B・カニンガム/M・ダナヒュー/E・ストーラー
D・パイパー/K・ライコネン/J・ホール

2220LAP

4位

ガルフチーム東京

R・ペティ/B・ウォレック/J・スチュワート
D・ガーニー/P・ソルベルグ/H・ヘルマン
C・シェルビー/V・エルフォード/P・ニューマン

2199LAP

<レース・リポート>

11:00 恒例のル・マン式スタートによって決戦の火ぶたが切って落とされる。
各チーム、いきなりエースドライバーを投入し、スプリントペースで走行。
テクニカルなBSTのレイアウトをものともせず、ほぼ同一周回のままラップを重ねる。
地元BSTチームと神戸チームが先頭争いをしながらレースを引っ張るという展開。

12:00 4コースのBSTチームがややリードするが2位神戸チームのとの差はわずか。
3位にはチームGHK。監督のB・カニンガム、短いインターバルでドライバー交代し
集中力を切らさないという作戦が功を奏し、ポジションアップを狙う。
4位の東京チームはややセッティングが合わない様子。しかしドライバーの
ポテンシャルは高く、僅差でチームGHKを追う。

13:00 コースにも慣れてきた神戸チーム、ついにトップに立つ!
前夜のプラクティスではその場に居合わせたBSTメンバーを恐怖のどん底に
突き落とすようなパフォーマンスを披露。とにかくマシンを1ミリでも前に進める
という作戦。
屈辱の2位転落のBSTチームはタイヤの消耗にマシンの挙動が追い付かないのか、
コースアウトが目立つ。
3位GHK、各メンバー、驚異的な適応力。自己ベスト連発。
4位、ガルフ、監督R・ペティ、参謀B・ウォレック、イチかバチかの
セッティング変更に賭ける。

14:00 神戸チームが2位との差をじりじりと広げる。
これには2位走行中のBSTチームも焦りの色は隠せない様子。
BSTチームは各ドライバー規定ぎりぎりの長時間走行という作戦だが
この熱さでやや裏目か?
3位走行のGHK、ひたひたと2位との差を詰めにかかる。
4位ガルフ、セッティング変更で格段に戦闘力アップ。いきなりのペースアップ。

この頃屋上のドライバーズラウンジでは宴会真っ盛り。
すでにビール3ケースは消費され、かなりハードなアルコール燃料も飛び交う。
ケータリングサービスも好評で、各ドライバー、居心地の良さに席を立てない状況。
自分の番が来て、チームメイトに引きずられコースに戻るもの若干名。
ある意味BST耐久レースの真骨頂。

15:00 膠着状態と思われたレース展開に異変。
2位のBSTチーム、マイナートラブルでピットイン。
アドバンテージ十分との計算だったが、3位争いを繰り広げるGHKとガルフ、
予想以上のハイペースバトルを繰り広げるうちに、GHKが2位浮上。
ガルフもBSTチームを射程に収める。
トップの神戸、ますますリードを広げるという展開。

16:00 ついにガルフ東京のリーサルウエポン登場。
幸運の女神2名、そのうち1名はビキニ....これにはオヤジ達メロメロ....
いきなり各チームラップタイムガタ落ち...なぜかガルフのタイムも落ち込んだような
気もするが、他チームもその気持ちがイタイほど分かるだけにツッコミはなし。
「コラー!よそ見するなー!」
「うわ〜、ここからじゃ見えない...頼むからドライバー代わってくれ〜!」
「カメラ、カメラ....」.....まさに真夏の夢。

17:00 トップの神戸チームは2位との差を100ラップ近くまで広げ、
独走体制を固める。
....「飲みが足りね〜ぞ〜!」
「あのエントリーネームはマジなのか、ギャグなのかはっきりしろ〜!」
「えっと、岸谷ゴローに似てるって言われませんか?」...
などのヤジをものともせず、ゴールに向かってひた走る。
しかしここで地元の意地を見せたBSTチーム、怒涛の走り。
再び気合いで2位浮上。そのままの勢いでトップとの差を詰めようと
起死回生のニュータイヤ交換にすべてを賭ける。
しかしタイヤ交換でピットインした時に作業規定にひっかかり、
痛恨のペナルティで20周減算、つられたGHKにもアンラッキーな10周減算のペナルティ。
ガルフ東京はここに来てベストラップ更新の嵐。
選手層の厚いガルフ、斬り込み隊長にサーファー氏、いつもは温厚なヒゲのだんなも
真剣そのもの。ガルフカラーの917にはマックイーンの魂が乗り移ったか?
全身全霊を込めた気迫の走りはまさに脅威。

18:00 すでに残すところ1時間。
順位に変動はないものの、ささいなトラブルでも逆転可能なラップ差。
...もしホイールがはずれたら...もしブラシ擦り切れたら....もしモーター
がパワーダウンしたら....
各チーム、不安が脳裏をかすめながらも全開走行を続ける。
....自分を信じること、仲間を信じること....プライド、信頼、闘争心...そして夢....
すべてを乗せて4台のマシンは疾走する....ゴールの向こうに何があるのか
誰にもわからない......その先にあるものを見たくて走り続ける...
.........誰も見たことのない何かに向かって......

19:00 8時間経過。プラス10周が正式なゴール。
その場にいるものすべてが共有する時間、栄光の瞬間......

赤い跳ね馬......ゴールラインを通過し、また一つ伝説を作る。


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