それはひとりの男の情熱から始まった...

富士山のふもとにある街でマニアをうならせる品揃えで有名な(?)モデルカーショップ
バンディーニ・モデルズ....名前を聞いただけでもタダモノではなさそうである。

その店主Mr.バンディーニの耳にこんなウワサが入ってきたのは世紀末のある日のことであった。
...メチャクチャできがいいらしい......ホームコースでも楽しめる.........憧れていた往年のマシンが勢揃い....
...1/24ほど難しくない........彼がコースの建設を決めたのはその数週間後であった。

何しろ国内ではほとんど情報がない1/32のスロットカーである。
常連のお客たちと連日連夜議論が続く...いや、ダメだ...違う!...でも、とりあえず....そうだね、適当でいいや........
真剣なのかふざけているのかよくわからないが、ネット経由での国内外のエキスパート達の協力もあって
着々とプロジェクトは進んでいった。
めざすは「東洋一の1/32専用コース」である!このうさん臭さがたまらない!!...
なんでも神奈川と埼玉にもできたらしいよ...いきなり「静岡県東部一の...」に変更である!

そしてついに2000年11月、われらが『バンディーニ・スーパー・トラックス』は完成したのであった。

スケーレクス製4レーン、公称20m、実測18.9mの1/32専用コースである。
思えば長い道のりであった。このプロジェクトの立ち上げを決意してからはや2週間....しかたっていないが、
とにかく完成したのである。

はれのコースオープン、お気に入りの車がコースをミズスマシのように走り抜ける。
関係者の目には光るものが...のはずだったのだが、....あれ、2コース電気がきてないよ....
コーナーがタイトすぎて脱輪しちゃうぞ....ラップカウンターの説明書ってスペイン語でしか書いてないの?.......
....前途多難な幕開けであった。

いろいろな障害を乗り越え、なんとかオープニングレースの開催にまで至ったのはそれから3週間後のことであった。
地元の情報誌などにもとりあげられ、10数名のエントリーもあり(そのうち数名は当日呼び出されての強制参加)
レース会場は異様な熱気に包まれていた。
初めはたいしたことないだろうと思っていた参加者も、あちこちで繰り広げられるバトルに大興奮である。

なんたってローラT70とポルシェ908の突っ込み勝負! とか、フェラ−リ512Sとそのベルリネッタが
並んで最終コーナーを立ち上がってくる!とかである。
まさに気分は往年のル・マンか、はたまた現代のグッドウッドか!......うわー、ヤベー!面白すぎる!!
 おまけに各選手はお気に入りのドライバー名でエントリーしているのでB・レッドマンとJ・サーティスの一騎討ちとか、
J・クラークとビルニューブ父とのダブルコースアウトとか、なのである。
..........うわー、ヤベ−!トシがばれる!!
........とにかくレースは大成功であった。

 かくして富士山のふもとにある田舎町に1/32の灯がともったのである。
    ひとりの男の情熱から始まったこの物語はまだ序章にすぎない...

住所:〒417-0073 静岡県富士市浅間本町1-30
TEL:0545-53-4288 FAX:0545-51-0702
極上の道楽屋
バンディーニ・モデルズ 
OPEN 14:00〜21:00(水曜定休)駐車場有り

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