その11
ちょっと遅くなったが、今回のアンリミテッド・ノーマグネットGT
についての個人的総括など....このところBSTのレースはストックがメイン、またレギュレーションも
次第に細かく、また厳密になってきているため
こういったいじる楽しみもあるカテゴリーというのも久々の開催。
「ぜひもう一度!」という意見と、「も〜いいよ〜...」という意見に
はっきり分かれた。このあたりは各選手の1/32スロットカーとの付き合い方の違い
といえるのではないだろうか。
言い換えれば、何が良くて何が悪いという問題ではなく、それぞれの価値観の違い
ということだと思う。私自身としては、あまりいじって速くする方向に行き過ぎると
1/32スロットカーの魅力が半減してしまうのではないかという考え。
今のところ、「ストックの状態が一番速い!」という路線でレースが
運営されているのは自分にとっては居心地のいい状態であることも確か。今回のレースに関しても、はっきり言って初めはあまり乗り気ではなかったが
マシンの開発およびテクニックの向上という点では大きな収穫があったのでは
ないだろうか?
4WD化やツインモーターのマシンなど、斬新なイノベーション、
初めはまともに周回できなかったものの、微妙なコントロールに慣れ、
次第にレースレベルでの走りが可能になったこと、等など...
結果的には....ノーマグネットで...というのがやはりキーワードだった。もちろん、ノーマグネットが良くて、マグネット付きが良くないということではなく、
少なくとも今回のカテゴリーに関しては、うまく作用したということ。またしばらくはストック主体のカテゴリーに戻ると思われるが、
「速いクルマを作って勝つ!」というのはBSTでは、はっきり言ってダサい。
そんなのはミニ4駆やRCカーでやればいいというのが個人的意見。
(ああ、こんなコト書くとヒンシュクかいそうだな〜....あくまで私的な見解ですからね...)
やはり「クルマは同じ、レースを楽しむためにテクニックを磨く」
というのがカッコイイ...と思う今日この頃....今回のアンリミテッド・ノーマグネットGT、いろいろといい教訓を与えてくれた。
-完-
その10
ということでレースもかなりの盛り上がりのなか、無事終了。
当日参加した注目のモンスター達を紹介。まずはM・アンドレッティのXJR14。
このクルマ、もともとトラス構造のシャーシのため
カーボン風プラ板にてフラットボトム化。
整流板の追加でベンチュリー効果を狙ったもの。
他にもN・ピケのコルベット、リアウイングはオールモノホンカーボン製。
信じられないことに(失礼)2台ともかなり効果があるらしい。
さてzi-ma軍団の総帥、K・アカバ作のモンスター達。
まずは自身のSlot It、アウディ。
シャフトドライブの4WD化に加え、なんとワンウエイを搭載。
....説明しよう。
ワンウエイベアリングとは一方向の回転ではフリー、逆方向では
ロックするという機能を持つため、前後輪の駆動割合に応じて
自動的に4WDと2WDが切り替わるというデバイス。
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RCカーなどではよく使われる機能で、その場合はストレートでは2WD、
コーナーでは4WDという使われ方をされるのだが、
アカバ選手の場合、様々なテストの結果、逆パターンでの使用。
HPIのオプションパーツを流用し、旋盤でシャフト径を合わせた上で
センターベアリング支持。さらにレディース、ユキ・アカバ選手のマシン。
一見、どうなってるの?と思えるのだが...
スペースがないため、フロントはサイドワインダー化しての
ツインモーター仕様。
リア駆動系にはバンキッシュのデフを流用。
ちなみに耐久性を考えてクラウンギアはプラフィット用に交換。
さらに当日は登場しなかったものの、ベルトドライブ4WDマシン。
ベースはスケーレクスのMGローラ。
プーリー径を変えることで前後の駆動比を調整。
さらにはベアリングをベルトサポートとして追加。
...ということで、皆さんよくやりますな〜。
その9
さてレースまであとわずか、
各選手、プラクティスに余念がない状況。いろいろと探りをいれるため、どんなマシンを使うのか
聞いてみるのだが、すでに4WD化(シャフト&ベルトドライブに2極化)
はあたりまえ、ツインモーターなどの
モンスターもぞろぞろ....「え〜と、ボディはリスターなんだけど、
モーターをリアマウントしてシャフトドライブの4WD、
モーターはHPIの40000rpmで引っ張ろうかと...」
....参りました。
このところの新傾向としては、なんと空力。
シャーシのフラットボトム化にディフューザーの追加で
ベンチュリー効果を狙ったとのこと。
さらにウイング角度の変更など、風同実験(たばこの煙り&扇風機)
も行っているらしい。そんなの効果あるのか〜!と思ったが、いや〜、驚いたことにかなり
特性が変わるらしい。
それもタイムに現れるほどの効果があるようで.....人生長生きするものですな(笑)タイムだけで判断すると、トップはすでに10秒台。
私のマシンからは1秒半の差があるのだが.....上等じゃん!40000rpmの心臓を持った究極の?FRマシン、「じゃじゃ馬コルベット」、
コーナーでは2車線を思いっきり使う激しい走りを見せちゃうよ〜ん。
その8
マイ・コルベット、だいたい仕上がってきたので
全コースを一気に走行してチェック。現在の仕様は....
ベース車両のFLYのコルベットC5Rにチータモーターを搭載。
さんざん悩まされたリアタイヤには、某メンバーから譲ってもらった
(強奪した?)Pro Slotの純正タイヤ。
Slot itのP2タイヤもなかなかよかったが、こちらの方が私好みなので
とりあえずこの仕様でテスト。
今回のレースの主旨である「できるだけちびっし〜いクルマ&コントローラー」
に合わせて、あえて2駆&チータ&7Ωコントという組み合わせに決定。...え、4WD化しないのかって?....少なくとも私はしませんな。
ということで1コースから4コースまで、それぞれ10分ずつの走行。
レース前には各コースのコンディションをチェックする意味もあって
できるだけ一気に走ってみることにしている。ちなみに2コースと4コースは電圧が落ちるところがあったので
バイパス回路を新設。....で、プラクティスにおける各コースのベストラップ。
1コース 2コース 3コース 4コース 11.65 12.01 12.17 11.91 ...という結果でありました。
基準タイムが12秒ということなので、ほぼそれに近いところになったかな?
1コースだけ速いのは、リアのオーバーハングが長いコルベットならではの
「必殺!ガードレール走り」が可能な部分が多いからでしょう。しかし、これはあくまでもベストラップ、レースペースでやや抑えて走ったら13秒が
いいとこではないでしょうか。掲示版でもお伝えした通り、FLYのストックマシンで7秒台のコースなので
決して絶対的なスピード、特にコーナーリングスピードは大したことない....
というかはっきり言って遅いのであります。しかしその走りは壮絶!...というか、きっちり周回できた時の喜びもまた格別。
そんなこんなでレースも今週末、もうちょっと走り込んでおきたい今日この頃であります。
その7
レースまであと1週間ということで、そろそろ本格的にプラクティスに入る。
マシンに関しては、結局コルベットでいくことに決定。
しかしさすがにチータモーターのパワーは持て余し気味。
もう少しパワーを押さえる方向で...とも考えたが、
試しにBSTのコースでは一番グリップが高いと言われる
スペシャルシリコンタイヤを使ってテストしてみた。
今回はレギュレーションでシリコンタイヤは使えないことになっているので
単なるテストだが、リアグリップの上昇でクルマがどういった挙動をするか
調べるためにあえて装着。評判通りのハイグリップ、かなり握れる!
トラクションがしっかりかかっている感じで、タイムもなんと2秒ほど短縮。
13秒台がやっと、という状態から、いきなり11秒台前半のタイム。リア駆動のコルベットでは、やはりリアタイヤのグリップ依存度が高いようで
その走行性能が大きく変わるようである。
しかし、ある程度は予想していたが、ここまで違うとは...目標はレースペースで12秒前半なので、タイヤさえ決まればなんとかなりそうな予感。
手持ちのタイヤをいろいろとテストしてみようと思う。候補としては、SCXのプロタイヤ、Slot ItのP2、Team Slotの純正タイヤなどだが、
.......さて本番までになんとかなるだろうか。
その6
前回紹介したミカ・スガ〜ン・ハッキネン選手のモンスターマシン、
ごく少数の反応はあったものの「スゴイ!」という意見と「そこまでやるか〜?」
という意見に分かれている様子。スガ〜ン選手によると、ただモーターを2個積んでもダメで、ギア比や
タイヤのグリップを考えながら、いろいろとテストしないとちゃんと走るようには
ならないとのこと。
確かに微妙なノウハウのかたまり、といったこれらのモンスターマシン。
たとえばフロントシャフトはクリアランスを大きく取り、多少なりとも
ロールした時にデフ効果があるように工夫したり、タイヤ径や前後のギア比
を変えることで前後の駆動比率を変えたりと、涙ぐましい努力のたまもの。
他にも4駆やツインモーターのマシンをテストしているメンバーもいるが
これはこれで素晴らしい楽しみ方だと思うが、いかがだろう。このところBSTのレースはストックのクルマを使ったカテゴリーがメイン。
さらに「ただ速ければいい!」のではないのがBSTのレースのモットー。
「速い」だけではまだまだ、「上手い」というのが最高の褒め言葉....
1/32スロットカーをミニ4駆や一部のRCカーと同じ視点では
とらえてほしくないというのが正直な気持ち。
FLYやスケーレクスに代表されるメーカーが、何故そこまでディティールに
こだわるのかを考えれば、わかっていただけるのではないだろうか。
少なくとも私がレース運営のお手伝いをしている間は、この方針は変わらないと思う。閑話休題.......レギュレーションもきびしくなっている昨今、こういったオリジナリティー
あふれるマシンが登場するチャンスは年に1度か2度。
思いっきりハメをはずして楽しむのもいいのではないだろうか。
その5
ミカ・スガ〜ン・ハッキネン選手のモンスターマシン達。
ニンコのマクラーレンをベースに駆動系を大改造。
ツインモーターの4WDマシン。
モーターはスロット・イットのV12/2(29,000rpm)×2
フロントの駆動系はSCXのラリーカー用を流用。
ほぼ完成ということでテストさせてもらいました。
まともに走るのか疑問でしたが恐る恐るコースイン。わ、よく走る!
安定感が違うなあ...ハイパワーマシン特有のリアの暴れがうまく抑えられていて
かなりスロットルを握ることができます。
コーナー出口で早めに開けてもおつりがなく、スムーズに....というか
ロケットのように加速。ん〜、これはいいかも。
しかしけっこう試行錯誤したそうで、細かな調整に苦労したとのこと。
....スガ〜ン選手、他にもいろいろ作ってます。
ツインチータ!のメルセデスに4WD化したアウディTT。
その4
「あ〜、チクショー、ヨーストはタイヤ換えたら
ぜんぜん走らないし.....
だいたい1/32スロットカーってのはいじっちゃいけないんだよ!←オイオイ....
誰だこんな企画考えたの.....(あ、オレも一枚噛んでた....)あ〜、も〜めんどくさい....このコルベットだってせっかくストックに
戻したっちゅ〜のに....ベキッ....あぎゃぴ!ジョ、ジョイントがぁ〜.....
バキッ....あ〜、モーターポッドがぁ〜...アチ!くそ〜、ハンダゴテまで逆らうかあ!
コノ〜!コンチクショ〜!
.....あ、できた....コルベットC5R、フィーチャリング、チータでございます。
その3
強烈なシェイクダウンを敢行したヨースト・ポルシェ。
しかし走行を重ねるうちに、なんとかコースに留めておくことができるように
なってきた。コントローラーも7Ωを使ってそこそこいけそうな雰囲気。コツはスロットルをあおらずに、できるだけスムーズな操作を心掛ける
ことのようである。ところで各メンバー、開発競争もすごいようで
なんと4WD化したマシンもテストに入っている模様。
さらにはツインモーターのマシンまで登場しそうということ。またひとつのトレンドとしてはRC用モーターの流用。
HPIのマイクロRS4に使われているモーターがニンコNC2や
ボクサーと同じタイプであることからコンバートが可能らしい。ノーマルおよびチューニング版のエリートモーターがほぼ無加工で
搭載できるということで、テストしている選手もいるが
けっこうパワーがあるらしく、エリートモーターはほぼチータと
同じかそれ以上のパフォーマンスでなかなか面白いとのこと。......で、個人的に気になっているのがSlot ItのHRSシャーシ。
オプションでいろいろなパーツが選べるのでこれも楽しそうである。
その2
ということで、何か手持ちのマシンでいけそうなモノはないかと考えたが...
おお、そういえばFLYのヨースト・ポルシェにチータモーターを積んだ
ヤツがあったことを思い出した。ちなみにこのチータモーター、1/24用のハイパワーモーターで
公称max40000rpm超とのこと。(FLYノーマルモーターは18000rpm)
こんなモーターを1/32スロットカーに搭載しようという人は
いないって.....と思ったらBSTには数名存在していることが判明。実はだいぶ前に、アンリミテッドGTクラスに投入しようと、
酔ったイキオイで作ったのだが、あまりのじゃじゃ馬ぶりに断念。
それ以来出番がなくてお蔵入りしていたのだが、ひょっとして活躍のチャンスかも。
とりあえずマグネットをはずして....と。
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チータ装着はわりと簡単。
端子が後端にあるので、モーターポッドに穴を開ければサイズ的には問題なし。
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ピニオンギアはその辺にあったプラ製の11枚。
そのままだとモーターがぐらつくのでお得意のシューグーで接着。モーターポッドだけ交換すればもとに戻せるので、何かあっても?安心。
...で、まず15Ωのコントを使ってオソルオソルのテスト走行。
......壮絶!恐くて握れない.....ストレートだけでもと思い一瞬全開にすると
なぜかタイムラグがあってから、お尻を振りながら加速...
.....したと思ったらいきなりブッ飛んだ。
「こおぉぉぉぉえぇぇぇ.....」緊張の10分間が終わりマシンをチェックすると
タイヤの削りカスが異常に付着している。
むむむ...握りすぎるとホイールスピンしているようであります。
さっきの全開でのタイムラグはこれだったのね。ということでかなり不安をのこす結果となったシェイクダウン。
ほ、他のクルマにしようか....
その1
某月某日
親分(以下O)「最近マジメなレースが多いよねえ...」
私(以下M)「そうですねえ、このところストッククラスがメインなんで
イジリタイ派は欲求不満かもしれませんな。」
O「久々にハメをはずすのもイインじゃない?
どうよ、アンリミテッドクラスでもやっちゃう?」
M「う〜ん、レギュ作るのが面倒なんだよな〜。
何かうまい方法ってあります?」
O「規制しようとするから面倒なんだよ。
それを逆にとってだな....」
M「フムフム....な〜るほど!で、やっぱり....」
O&M「ノーマグネットでしょ〜!」...ということで
ノーマグネット・アンリミテッドGT『キミのハートに40000rpm!』クラス
開催決定。
そのコンセプトは...1:できるだけハイパワーなモーターを使用すること。
2:できるだけピーキーなコントローラーを使用すること。
3:男気見せろや〜!!....ということで、難しいマシンをいかに華麗に走らせるか?
という、まさに「サディスティック・コンペティション」の名にふさわしい
ちびしいカテゴリーとなりそうな予感。O「どれだけ激しいマシンを作るかは、各自の判断に任せていいんじゃない?
まあ、みんなプライドあるからスゴイクルマを作ってくるんじゃないのかな。」
M「確かに面白そうですね。下手に速いクルマだとブーイング浴びそうだな〜。
こりゃ人間性も問われそうですね。」
O「その通り!BSTの場合、ただ速けりゃいいってもんじゃないんだよ。
メインテーマはいかに楽しむか?だからね。」
M「あの〜.....それってオレがいつも言ってる『スロットカー踏み絵説』
そのまんまなんですけど....」
O「へえ〜、そうだっけ?
ところでこのところ公私ともにギャグネタ多いねえ、キミは....
少しは考えなさい。」
M「.....親分に言われたくないなあ....」
O「何か言った?....ま、そういうことでまとめておくように。
マシンのホモロゲに関してははこっちで考えるから。」
M「りょ、了解!」....つづく
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