四号戦車の40センチキャタピラ後期型の部類の実車の図面を探してイラストレーターでトレスしました。鋳造で軽量化のため複雑に肉抜きがされているので分割も大変。

シェードでインポートして開きました。滑り止め部分以外は半分だけ製作して、鏡面コピーしました。部品をどんどん掃引してくみたてて...

やっとキャタピラの形になりました。
キャタピラの端のドーナツ形状の部分は疑似集合演算という便利なくりぬき機能は切削加工データには無効なので、下図の段階で分割しました。

レンダリングして形状確認。実物の写真をよーくみてみると、ガイドまで中は中空になっています。ドイツの職人魂を感じます。

厚さ10ミリの材料から切削するのでバスタブの中に半分埋め込むように材料部分を製作してあります。

一方はコピーして反転させて裏面を出しておきました。二つ合わせて一枚になります。完成したデータをモデラに読み込ませるためDXFファイルで保存して....

モデラの切削ソフトで開くとこんな感じになります。図はキャタピラ形状だけですが。このファイルを保存するとMDKというファイルが出来上がります。本格的な工作機械みたいにツールドライブのシュミレーションができます。

つづく