イタレリ1/35 
M109A6 パラディン

このキットはシャーシが箱組方式です。唯一、気になるのエンジンルーム側面がパーツ抜き形状の為テーパーが付いてしまっていて組み立てた時に段差ができてしまうところです。ここはパテで平にしました。側面のリベットもA6タイプは場所が少々ちがうようで、パンッアー誌を参考に入れ直しました。

トラベリングロックのバネなどを再現したかったのでロッドなどを部品から削って銅線をコイルにしたものを仕込みました。

予備キャタピラはスカイボーの可動キャタピラにちゃんと付属しています。滑り止めは400番のサンドペーパーを切って再現してみました。接着にはエポボンドを使用。いちいち切り出すのが面倒ですが完成すると苦労が報われます。

マズルブレーキは中身が薄くて迫力にかけてしまうのでエポボンドを流し込んで肉圧をつけました。表面張力で丁度良い感じになってくれます。砲身も新型(?)にしてみたったので適当な太さのアクリルパイプで延長してみました。あとはミリ波レーダー(?)のアンテナなど追加したり省略されたディテールをプラバンなどで再現してあげました。

ライトはドリルで一度彫り込み、エポキシボンドを流し込んで、表面張力で反射部分のカーブを表現し、シルバーで塗装してからさらに高透明エポボンドで作ったレンズをはめこんでいます。ちなみにシルバーはタミヤエナメルのチタンシルバーに黒を混ぜた物で塗っています。おちついた輝き。

スカイボーの可動キャタピラを履かせた図。毎度組み立て、組み付けに苦労しました。完成するとやっぱりリアル。転輪は実はモールドの深いMLRSのものをレジンで複製。合わせ幅を詰めて使用しています。キャタピラは現在、AFVクラブから発売されています。
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