イタレリのキット


資料本

ベドフォードガンポーティー その昔70年代後半、日本のマックスから登場し、やがてトミーに移籍、現在はイタレリから発売されています。昔はセットだった6ポンド砲も今は抜かれてしまっています。このキットをベースに無線指揮車を製作したいと思い立ちました。資料本に1/35の図面が付いていましたのでこれを参考にプラ板で工作してみようと思い立ちました。

キットはすでに20年以上経っているキットですのでパーツにはそれなりのバリなどもあります。リーフスプリングの段差などもヤスリで丁寧にとってあげました。エンジンは多くのパーツから構成されていてとて精密です。シャーシなど十分精密に作られています。

エンジンを取り付け、デフやプロペラシャフトも取り付け場所が難解なままなんとか付きました。しかし組み上がるときっちりしているので不思議なキットです。フロントは簡単な改造で可動可能な構造になっていました。ちまちまとボルトなどを延ばしランナーで付けてあげました。

キットの運転席はオープンカー状態なのでドアと屋根と後ろの壁を立ち上げねばなりません。一発芸のプラバン曲げで行こうと思いましたが、何台か作るとなるとヒートプレスの方が後で楽そう。で、プラバンで型を製作しました。(白いの)あとはラジエータグリルをくり抜きました。

屋根の骨組みにパテを盛るの図。このような時はミリプットの軽量タイプを使っています。柔らかい時のハンドリングは悪いのですが硬化すると木材くらいの柔らかさで削るのに大変楽です。ドアも一枚プラ板からくり抜きました。

ドアのモールドを付けてフロントパネルをかさ上げ。ラジエーター周りの仕切りも付けました。
ドアと大きいフロントガラスあたりの合せを考えていたら一日おわっちゃいました。

いよいよ無線室の工作
資料図面とキットの車体の寸法を比べてちょうどよい比率をだしました。そして図面を各パーツごとにコピーした図面をプラ板に貼って切り出して行く方法です。

資料図面を1/35に拡大して1ミリ厚のプラ板に両面テープで貼って切り出しました。キットとの誤差がどうしてもあるのでそのへんは修正しながら切り出しました。窓なども図面をナイフでなぞってくり抜きます。
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