ここではつい模型を作りたくなるようなそんな本やゲームを紹介するコーナーです。
ご覧になるとわかりますが、ここではいわゆる専門資料や洋書は極力扱わず
読み物として楽しめるものを中心に紹介していきます。
専門資料や洋書というものは内容は濃くていいのですが、読み下すのに手間がかかり
意欲を沸かせるものとしては敷居が高く不向きなものだと思います。
高いお金を出して買うのですからなおさらです。
ですからここでは初心者の方でもとっつきやすい、ちょっとした時に本棚から出して
楽しめるようなものをセレクトしていきます。
かつては田宮の説明書が最適だったのですが、最近はコストの関係でそれも
ままならないようです。ここで紹介した本やゲームをやって、また模型を作ってみよう
という方が一人でも増えたら幸いです。
まずは書籍から
書籍編 有名どころが多くて紹介するほどでもありませんが・・・。
| 名称 コメント | 著者 | 出版社 | 価格 |
| マンガ第二次大戦史 | 上田 信 | 田宮模型 タミヤニュース別冊 |
500円 |
| 超入門用の一冊といえばこれでしょう。戦史というよりエピソード集に近いですが、上田信氏のイラストが非常にいい味を出しています。持っている方も多いとは思いますが、まだ持っていない方は試しにいかが?損はしないと思いますよ。模型店で売ってます。 | |||
| 戦車メカニズム図鑑 | 上田 信 | グランプリ出版 | 2472円 |
| 世界初の戦車MK2から現用戦車までの歴史を上田信氏のイラストで解説したもの。かなりマイナーな車両も載っている上、イラスト主体なので読みやすくて楽しめます。図鑑的に簡単なスペックも載っているのでおすすめです。 | |||
| 図解・ドイツ装甲師団 | 高貫 布士[文] 上田 信 [画] |
並木書房 | 1800円 |
| 大戦中のドイツ装甲師団の変遷を兵器・人物・組織と多方面からまとめた一冊。少し突っ込んだ内容だがイラスト主体なので飽きさせない。同シリーズでソビエト軍物もある。去年のV-MATでこの本を買った時上田先生にティーガーを書いてもらったのはいい思い出。 | |||
| 黒騎士物語 | 小林 源文 | 日本出版社 | 880円 |
| 数ある小林源文氏の作品の中でもこれを取り上げなければ話になりません。東部戦線を舞台にしたとある戦車中隊の話で、前線のやるせない殺伐とした雰囲気がただよってきます。描写もリアルでついつい雰囲気に引き込まれてしまいます。 | |||
| パンツァー・フォー | 小林 源文 | 日本出版社 | 880円 |
| 一人の戦車兵の目を通じてヨーロッパ戦線の代表的な場面を描いた作品。もともと模型雑誌に連載されていただけに考証面もよく練りこまれています。後半の「ソルジャーブルース」は冷戦が終結した今見ると懐かしい。 | |||
| ハッピータイガー | 小林 源文 | 大日本絵画 | 880円 |
| 梅本弘氏の小説「ビルマの虎」を劇画化した作品。ノモンハン事件で捕虜になった日本兵が様々な曲折を経てティーガーの戦車兵になる話。ストーリーもよく出来ているし、小林氏の作品の中でもおすすめの一冊(なんてったってティーガーが大活躍だし・・・)。 | |||
| 鋼鉄の死神 ビットマン戦記 | 小林 源文 | 大日本絵画 | 880円 |
| WW2のティーガーエース、ミカエル ヴィットマンの伝記。所々に黒騎士中隊などのキャラクターが出てくるのはご愛嬌。 | |||
| ヴァルハラ 小林源文画集 | 小林 源文 | 徳間書店 | 2500円 |
| 小林源文氏の画集、WW2物のみならず近未来物やファンタジー物のイラストも掲載されています。黒騎士外伝も載っていますが、カラーで見るとまた違った印象を覚えます。 | |||
| 小林氏の作品ばかりで申し訳ありません。他にも小林氏の作品は沢山あるのですが、きりがないのでこれぐらいで止めておきます。いずれの作品も独自の雰囲気を持っていてついつい引き込まれてしまいます。ぜひ読んでみてください、きっとはまりますよ。 | |||
| ジャーマン・タンクス | P.チェンバレン H.L.ドイル 富岡 吉勝[訳.監修] |
大日本絵画 | 4200円 |
| WW2中、ドイツ軍で使用されたすべてのAFVのデータと写真を完全に網羅したドイツ戦車百科事典。ドイツ戦車マニア必携の書。ちょっと高いけれどそれだけの価値はあります。とりあえず買いなさい(笑)。一家に一冊! | |||
| Panzer vor | カール・アイマン 富岡 吉勝[訳] |
大日本絵画 | 2900円 |
| エース戦車兵15人を紹介した列伝調の一冊。ドキュメントというより講談の軍記物に近いのでこの手の本の中では比較的読みやすい。厳しい戦場を戦った戦車兵の人物像を知るのにちょうどいい一冊。表紙の高荷義之氏のイラストがかっこいい。 | |||
| ティーガー重戦車写真集 | 富岡 吉勝[監修] 小林 源文[劇画] |
大日本絵画 | 2700円 |
| 1942年のチュニジアから1944年のノルマンディの各戦線におけるティーガー戦車の写真集。程度のよい写真が多いのでモデリングの参考になります。後半の小林氏のティーガーフィーベル(タイガー戦車の操縦法)の劇画がおもしろい。 | |||
| パンツァーファイル‘97〜‘98 | モデルグラフィックス編集部編 | 大日本絵画 | 3900円 |
| ドイツ戦車の模型のカタログ、ディーティールアップパーツも載っています。いろいろな人の上手い作例が載っていてとても勉強になります。ただ、取り扱うキットの増加に伴い年々価格が上がっているのがちょっと・・・。99年度版でるのかなあ。 | |||
| ローマ人の物語2 ハンニバル戦記 |
塩野 七生 | 新潮社 | 2600円 |
| 申し訳ありませんちょっと脱線します(^_^;)。この本を読んでて思うのは、戦術の基本は2000年たっても変わらないんだなあということ。包囲殲滅という戦術のセオリーのために機動兵力が騎兵から戦車に進化しただけなんだなあと思ったりします。著者は軍事の専門家ではありませんが、その点を鋭く指摘しています。ちょっとだけおすすめ(笑)。 | |||
| 図解・ソ連戦車軍団 | 上田 信[画] 斎木 伸生[文] |
並木書房 | 2000円 |
| 東の戦車王国ソビエトの戦車師団の変遷を兵器・人物・組織の多方面からまとめた一冊。これまであまり語られることの少なかったソビエト戦車師団についてわかりやすく解説してあります。イラストが多くとても読みやすいです。ソビエト戦車の入門書としてもお勧めです。 | |||
| ドイツ軍用車両 戦場写真集 |
富岡 吉勝[監修] | 大日本絵画 | 2800円 |
| 普通写真集というと各場面がばらばらに収録されているのが多いのですが、これはカメラマンが残した写真をネガの番号順に連続収録してあります。ノルマンディ上陸作戦後のそれぞれの部隊のいきづかいが伝わってきそうです。所属部隊のデータにこだわっているのも勉強になります。写真のコンディションも良く、車両はパンター戦車が多いです。 | |||
| 異形戦車ものしり大百科 ビジュアル戦車発達史 |
斎木 伸生 | 光人社 | 2300円 |
| WW2から現代までの戦車のうち特殊な車両(潜水戦車や空挺戦車、対空戦車等)の発達を通して戦車の歴史をわかりやすく解説しています。こんな車両があったのかと驚くことも多いです。題名からするとマイナー車両がメインに思われそうですがバランスがとれた構成になっています。筆者が文章に所々ちりばめた皮肉がスパイスのように効いて結構笑えます。 | |||
いささか偏り過ぎですが、とりあえず本はこれまで。他にもいいのがあったら紹介します。
ゲーム編 いまいち数が足りませんね・・・。でもおすすめです。
| ゲーム名 | ジャンル | ハード | メーカー |
| 鋼鉄の騎士 | シュミレーション | SFC | アスミック |
| 東部戦線が舞台、戦車中隊を指揮しモスクワまで進撃する戦術級シュミレーション。もともとはPCゲームだったものがSFCに移植された。出てくるユニットが戦車のみというシンプルなルールゆえにとっつきやすい。ヴィットマン、カリウス、バルクマン(いずれも実在)の乗員も登場、彼らを育てながらモスクワを目指す。データが結構細かく、T34も各バリエーションがでてくる。 弾が命中してから撃破まで一瞬のタイムラグがもうドキドキ(砲が弱いと命中しても貫通しないときがある)。時折やってくる新型車両配備の知らせが待ち遠しい(T34強すぎ・・・(*_*))。 |
|||
| 鋼鉄の騎士2 −砂漠のロンメル軍団− |
シュミレーション | SFC | アスミック |
| 待ってましたの続編、今度はアフリカ戦線が舞台。キャラクターデザインに松本零士氏を起用し、ロンメル指揮下の中隊長となりカイロを目指す。基本的なルールは前作と同じだが乗員を育てるという要素が強くなっている(乗員の階級が上がる)。ときおりバールやホルストナウマン(いずれも実在)の超ベテラン乗員が配属されることもありイベント要素が強くなっている。 攻撃する時のセリフも増えていい感じ。ゲームはハードじゃないなあと実感できます。でもセンチュリオンが出てくるのはちょっとねえ・・・。ちなみに対戦プレーも可能です。 |
|||
| 鋼鉄の騎士3 −激突ヨーロッパ戦線− |
シュミレーション | SFC | アスミック |
| 鋼鉄シリーズの集大成。乗員を育てる要素はなくなったものの(ステージ一回限り)。ヨーロッパ戦線の有名戦車戦を再現している。設定が細かくなり扱える車両の数も増加、弾切れのルールが追加された(6発撃ったら補給しなければいけない)。また、連合軍サイドでもプレーできるようになった(ドイツ戦車は敵にしても強いっす(+_+))。 10ステージの『ヴィレルボカージュの戦い』は燃えました。別のハードでリメイクしてくれないかなあと思うこのごろ。ちなみにストーリーモードをクリアすると隠しステージ『幻の虎』が現れる(どんなステージかはやってのお楽しみ。ニヤリ)。 |
|||
| 鈍色の攻防 −32人の戦車長− |
3Dシュミレーション | PS | シャングリラ |
| これを紹介したいがためにゲームのコーナーを設けたようなものです。 プレイヤーは革命によって転覆した共和国の戦車中隊長。国の復活のため奮戦するうち戦争の大きな渦に巻き込まれていくというもの。前述の3作とは異なり、自分も戦車に乗り込み(ここがポイント!)中隊を指揮し勝利を目指す。ストーリー(これがまた良いんです)は戦闘の結果によって変化する。 データ―も細かく、登場する車両は68台、戦車の移動速度、各部装甲値、装甲貫通率までも再現。何と言っても敵を撃破したときのリプレイが爽快です!! ああもうじれったいなあ。自分の紹介文より度無さんのDOM'S HPを見てください。ここならこのゲームの魅力を200%伝えてくれます(断言!)。そして次の瞬間にはきっとゲーム店に走っているでしょう。戦車好きなら絶対やって損のないゲームです。そして必ず模型が作りたくなるでしょう(自分はイタレリのエレファントを買いに行きました・・・)。 |
|||
| パンツァーフロント パンツァーフロントbis |
3Dシュミレーション | PS | エンターブレイン |
| 発売から相当経ってしまったので、いまさらという感じもしないでもないですが、コンシュマー向けの戦車ゲームの中では最高のゲームではないでしょうか。WWUの戦場を駆け巡って戦車戦を繰り広げます。鈍色よりシュミュレーター色が強くなっています。戦車が好きならともかくプレイする価値があります。詳しくはやはりDOM'S HPをごらんいただければと思います。廉価版も出ていますので、『ともかく買っとけ』というゲームです。 | |||
少ないですが何ってったってお勧めは『パンツァーフロント』。ぜひやってみてください。