静岡の身近な昆虫たち  バッタ (1)

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コバネイナゴ  Oxya yezoensis Shiraki

 イナゴはいるところにはいるだろうが、なんかとても珍しい昆虫に思えてしまう。県内でもいろいろな所で見かけたがウジャウジャと佃煮にするほどいる所には出会わなかった。
 元々いた田んぼが放棄されると多く発生する。しかし開発によってその場所は消え去ることになる。これまで3ヶ所多くいるなぁと感じた場所があったが、今現在2ヶ所は消え、1ヶ所も半分以上埋められ、残りあとわずか。そこもそのうち・・・。

   
1996/10 浜松市 1996/10 浜松市

   
2001/9 焼津市 幼虫
2001/7 藤枝市

   
長翅型
2002/9 藤枝市
2003/9 藤枝市 市民の森



ツチイナゴ  Patanga japonica (Bolivar)

 川の土手や山道沿い、林縁などクズが繁っている所に多い。たいてい葉っぱの上でじっとしている。成虫で冬を越すので11月、12月でもよくみる。冬や早春に見かけるトノサマバッタのような大きなバッタといえば多分このツチイナゴだろう。
 体色は成虫は褐色だが、幼虫は鮮やかな緑色(ときどき黄褐色)。眼の下にある青色の筋が特徴。

   
1996/9 藤枝市 蓮華寺池公園 1997/6 焼津市

1998/8 焼津市 2009/9 藤枝市 市民の森

2013/12 富士市 富士川



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