静岡の身近な昆虫たち カメムシ(カメムシ Pentatomidae 12)
戻る RETURN
前へ BACK
次へ NEXT
イチモンンジカメムシ
Piezodorus hybneri
(Gmelin)
緑色のやや小型のカメムシ。小さいツヤアオカメムシのような、全体緑色にしたチャバネアオカメムシのような。背中の横線(一文字)は白いものと橙色のものとがいる。
マメ科植物につく。シロツメクサやクサネムによく見つかる。あまり人が多く入り込まない農道や河川敷、土手に群生するシロツメクサを探すとよく見つかる。落葉の中やススキの生え際などで成虫越冬する。
栽培されたマメ科野菜にもつくので、害虫扱いされている。
1999/4 藤枝市 瀬戸川
2005/6 藤枝市産
幼虫
2005/6 藤枝市
チャバネアオカメムシ
Plautia crossota stali
(Scott)
95年、96年に静岡県下で大発生し、報道されて一般にもおなじみになったカメムシ。名前よりも臭いで覚えられているだろう。このまま毎年続いていけば夏の風物詩となってしまうところであったが、しかし、97年、98年は時折見かける程度で普通の発生量なのだろう。スギ・ヒノキの結実いかんではまた大発生することがあるかもしれない。
冬は地味な色(黄褐色、褐色)になって、林内や草地の落葉中、朽木の下にいる。
1997/9 焼津市
1996/9 岡部町
2001/11 藤枝市
2002/10 藤枝市平島
2008/9 袋井市
戻る RETURN
前へ BACK
次へ NEXT
Copyright(C)Sugiyama Takashi. All Rights Reserved.