静岡の身近な昆虫たち  カメムシ(カスミカメムシ 5)

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クロマルカスミカメムシ  Orthocephalus funestus Jakovlev

 5月頃に山間地の堤防や道端のヨモギによくいる。たいていの場合群棲している。
 鈍い銀色に見える。メスは丸っこく甲虫のようである。オスはよく飛ぶがメスはちょろちょろと葉の裏側に隠れたり茎をつたって歩き回る。

   
メス
2008/4 藤枝市 瀬戸川
オス
2008/4 藤枝市 瀬戸川

   
メス
2008/4 藤枝市 瀬戸川
幼虫
2008/4 藤枝市 瀬戸川



モンキクロカスミカメムシ  Deraeocoris ater Jakovlev

 堤防の木陰に生えたヨモギに多くの幼虫がいた。幼虫は淡い水色の大きなアブラムシのようである。チョロチョロと葉上や枝を歩き回る。ヨモギにつくアブラムシを捕食していた。成虫は鮮やかな橙色の紋様があり、ツヤがある黒色である。

   
2008/5 島田市 大井川産(飼育羽化個体) 幼虫
2008/5 島田市 大井川



アカスジヒゲブトカスミカメムシ  Eolygus rubrolineatus (Matsumura)

 山道に生えたキク科植物にいた。

 
2008/8 藤枝市 高根山


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