静岡の身近な昆虫たち セミ（２）
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ツクツクボウシ
Meimuna boninensis
Distant
このセミが鳴き始めると秋だなあと思う。８月に入るとよく聞こえてくるが、早いものは７月上旬頃から鳴く。
昼間もよく鳴くが、夕暮れ時が最高潮で感動的でもある。
1997/8 焼津市
ヒグラシ
Tanna japonensis japonensis
Distant
山にしかいなくてあんまり姿をみることもないので、私個人的にはすごく高級（？）なセミである。
某平島の公園で、山でもなく１アールもない樹木の繁みの中で、ここ３年続きで鳴いている。だれか獲ってきて放したのか？
1997/8 焼津市
2007/8 藤枝市
セミヤドリガに寄生される
2005/8 藤枝市 市民の森
ミンミンゼミ
Oncotympana maculaticollis
Motschulsky
街中ではあんまり聞かない。低山地でアブラゼミに混じって鳴いている感じ。県内の多くの所で聞いたがあんまり多くないと思う。焼津だと浜当目あたりに多くて大崩を通れば聞こえてくる。
このセミも私個人的にはすごく高級なセミである。なぜかといえば・・・
新聞の４コマ漫画をはじめ、多くの漫画や文章をみると、だいたいセミ＝ミーン、ミーンである。多分都心では全く普通のセミである事が影響しているのだろうが、セミ＝ミンミンゼミというのが日本の当たり前のようになっている。多分同じものを静岡の人が書けば、ジーーーー（アブラゼミ）かシャンシャンシャンシャン（クマミゼミ）になるのだろうなと思うのである。でも・・・そんなに身近にいるセミではないのに、やっぱりセミはミーンミーンとなってしまう。
私は小さい頃から、どうして家の周りにはミーンミーンがいないのだろうかと不思議に思っていた。そして山なんかにいくと本物のミーンミーンが聞こえてきてとても嬉しかったものである。それが今になってもこの感動は変わらない。
1997/8 静岡市 清水公園
2011/8 焼津市小浜
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