静岡の身近な昆虫たち ガムシ
ヒメガムシ Sternolophus rufipes (Fabricius)
川や池、田んぼによくいるガムシ。ゲンゴロウと同様に大型の”ガムシ”は見ることがなく、小型のこのヒメガムシやコガムシがいるくらい。10mm未満の小さなものは多い。
成虫は藻や水草を食べて幼虫は他の水生昆虫などを食べる。よって川や池のアオミドロが発生しているような所に多い。見た目がゲンゴロウと似ているので混同されることが多くて、ゲンゴロウとガムシの違いを知っている人は少ない。後脚がゲンゴロウのように泳ぎに適した形ではないので泳ぎが下手で鈍い、腹面に空気を溜めるので腹面が光っている、ゲンゴロウほど平べったくない等が特徴。またヒメガムシやコガムシは黒色でも陽が当たると緑色がかって見える。
マルガムシ ()
山地の沢にいるガムシ。流れにたまったアカメガシワの黄色い落葉の裏にくっついていた。
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