静岡の身近な昆虫たち  コウチュウ(カツオブシムシ)

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ヒメマルカツオブシムシ  Anthrenus verbasci (Linnaeus)

 衣類に穴を開ける害虫として知られている虫。成虫は花に集まって、庭や公園の花壇、草原の野草で見かける。4月から5月にかけて白い花に多く集まる。庭木に植えられるコデマリによく見つかる。
 部屋に転がっていた硬式テニスボールに穴をあけてはまり込んでいる幼虫がいた。その後ほんのわずかなボールの毛を与えただけでフィルムケースの中で4月に成虫になった。すごいというか虫らしい虫である。
 この幼虫にちょっかいを出すと、しっぽの毛を逆立てて威嚇する(威嚇しているらしい?)。同じくらいの小さな相手ならば効果があるのだろうか。

   
チューリップの花
1997/4 藤枝市平島
幼虫
1998/4 藤枝市平島

   
ヒメジオンの花
2004/5 藤枝市
マリーゴールドの花
2005/5 藤枝市平島



カマキリタマゴカツオブシムシ  Anthrenus verbasci (Linnaeus)

 川原に転がった枯木についていたコカマキリの卵鞘にいた。

 
2008/5 藤枝市 瀬戸川



マルカツオブシムシの一種  Anthrenus sp. 

 屋内のくもの巣にかかった昆虫の死骸にいたカツオブシムシ。

   
2010/4 藤枝市産 幼虫
2009/11 藤枝市産

 

2010/4 藤枝市産


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