静岡の身近な昆虫たち  アブ(6)

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シオヤアブ  Promachus yesonicus Bigot

 3cm程と大きくがっちりとした体型で草原を低く縫うように飛んでいる。脚が長く見た目が怖い。街中でも珍しくない。
 マメコガネなどの甲虫やチョウ、ガ、アブなど様々な昆虫が餌となり抱えられている。首の後のところに食らいつく。餌を抱えたまんま飛ぶ。食物連鎖の高次な位置の昆虫。

   
メス
1997/7 焼津市
  アブを捕食しているオス
1998/7 焼津市
 



アオメアブ  Cophinopoda chinensis (Fabricius)

 目が緑色(光の加減で赤く見える)で体全体が橙色気味。大きさはシオヤアブと同じくらいかやや小さめ。シオヤアブと同じような習性で草原でよくみる。市街地にも多い。
 藪のような草地にいるシオヤアブに比べて、わりあい広々とした草地に多いような感じがする。

   
1998/7 藤枝市  クモヘリカメムシを捕食中
1998/8 藤枝市 瀬戸川
 



ムシヒキアブの一種

 前2種と比べると目立たないがムシヒキアブの仲間はわりとよくいる。草薮など餌となる昆虫が多い所にいる。小さくて細身で黒色で、しかもすばやいのでじっくり見ることは少ない。

   
1998/8 藤枝市  1998/8 蒲原町 

   
1999/5 藤枝市 蓮華寺池公園  2001/8 藤枝市 高尾山 

 
2009/7 藤枝市 高根山 


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