ライディングとは、こどものモトクロスに関する乗車方法を指し、筆者の考え方を示しています。
正しい乗り方は1つだけではありません。本人の精神と肉体の特長を活かして本人だけのライディングスタイルを確立できるようにしましょう。


 ジャンプは、モトクロスに一番特徴的なテクニック!
 コーナーリングもモトクロス独特なテクニック!
怪我の克服もライディングの一部です。
バイクライディングに初めて挑戦する。

(こどもモトクロスのためのテクニックリフォーム)

                  なぜキッズにもリホーム(再構成)が必要なのか?
 
ライディングテクニック方法論の目的は、マシンコントロールにある。
モトクロスでのテクニックをリホームするのがこのコーナーの存在意義ではあるが、なぜキッズにもリホーム(再構成)が必要なのか?の問いに答えなければならない。それは、どんなに純粋無垢な子供にも、癖や思い込みがあり、そのことが適切なマシンコントロールを行うことの妨げなっている事実を、自分の子供を指導する上で実感したからである。子供の考え方、例えば、ジャンプに対する恐怖心、多くのライダーが通るラインを選びたがる心、なるべく楽をして走りたい気持ち等を変えさせて、成長現時点で合理的な、最速なライディングを行わせる困難を身にしみて感じたからた

                       指導する大人の頭の中?
 また、教える側、学ぶ側相互の問題は、重要である。、指導する大人の頭の中のモトクロスに対する考え方が子供にモトクロスを教える時、大いに影響する。たとえば、モトクロスを競技とみなし、集団から卓越したライダーに育てる場合、その行動目標の1つは、「アクセル全開」である。ジャンプ、コーナーすべての場所で、全開に近い状態を保ち続けることを最優先事項であることを大人がまず、頭に入れてから、子供に教えなければならない。その結果、子供のマシンコントロールは、教習所的安全性を重視したライデイングとプロを目指すのとは、まったく正反対の動きになるのだ。

                      考え方の違いが異なった結果を導く?
 考え方の違いが異なった結果を導くジャンプの一例として、プロは、
「アクセル全開」の結果、ジャンプへのアプローチまでの速度が非常に速いので、ジャンプ飛距離を調整するのに、アクセルを「閉じる」ことでコントロールする。対して安全を重視したアマチュアは、直線でのスピードが遅く、そのため、ジャンプへのアプローチ速度も低いので、ジャンプ飛距離の調節にアクセルを「開ける」ことでコントロールする。その結果、ジャンプテクニックは、全く異なるものとなる。

                          親なら誰しも望む
親ならだれしも、子が優れたライダーになることを望む。速く走ることを目的にするのなら、まずは、親の思考をはっきりさせなければならない。1例として子供にプロに成って欲しい親は、「アクセル全開」状態維持を前提とした、コーナーリング、ジャンプテクニック等を常に頭に描かないと、子供は、それにあわせた身体的コントロールを学ぶ機会を得ないのである。

                 勉強で最も難しいことは間違えなく「忘れる」
ことである

学校の勉強ではが覚えることが盛んだが、勉強で最も難しいことは間違えなく「忘れる」ことである。特にテクニックリフォームの真髄である「再構成」は、今までのテクニックを更新することであるがその前に不都合な癖、テクニックを「忘れる」ことができなけば、いつまでも更新できないのだ。