≪ 2001/9/23 アマゴ(富士川水系/佐野川) ≫

 

いよいよ9月一杯で渓流もシーズンオフ、今シーズンのラスト釣行は誰かしら本命を仕留めている佐野川に行ってきました。今回のメンバーは、前回の笹間川でカワムツながら渓流で魚を釣る感触をつかんだラビット鳥居氏、5月の佐野川初釣行以来の桜井Masa氏、私の3人です。桜井氏も5月の佐野川初釣行で自身初のアマゴを仕留めているし、私も7月にアマゴとイワナを釣っている相性の良い(勝手にそう思っているだけですが...(^^ゞ)場所でもあります。その相性の良い川で今シーズンの最後を大漁で締めようと思ったのですが....いかに!?

     (今回の入渓点、本谷橋の上から上流を)

今回は本谷橋から入渓する事にしました。前日から急に冷え込んでいた為、AM6:30頃現地に着くとさすがに寒い!腕時計に付いている温度計でさえ8℃です。早速ウェーダーを着込み釣り始めました。今回はルアーのみで必勝を期しました(^^)!水量はかなり多かったのですが水は綺麗に澄んでいて状況はかなり良いと思われます。3グラムのシルバーのスプーンをセットして流れ込みから淵を中心に探っていきます。しかし、急な冷え込みに水温が下がったのか全く何の反応も無いばかりか魚影すら見当たりません。最後は相性の良い佐野川で、みんな揃って本命をバシッと仕留めましょう!と意気込んいた気勢が序々に萎んでいくのが目に見えてわかります。桜井氏も鳥居氏も、口から出てくる言葉は「然々ダメ...」...。

3時間位経ったでしょうか、手持ちのあらゆるルアーを試してみて、いつもここぞと言う時に使うガンメタのスプーンにかえて数投目、流れの中を引いていたスプーンにヒット!ほとんど諦めていた所へのヒットだったため、やや遅れがちにあわせると元気な引き、16センチと小柄でしたがパーマークと朱点が綺麗なアマゴでした!これで俄然元気になった我ら3人(^^ゞ動きも軽やかに遡行していきます!

(やっと釣れた体高がありヒレピンのアマゴ。)

この辺りまで上がってくると、さすがに落差もかなりのもので山岳渓流の趣も十分です。増水していた事もあり、腰まで水に浸かり岩を登って蜘蛛の巣を掻き分けながらの遡行となりました。早朝は寒かったのですが、この日は天気が良く昼近くなると気温も20度近くなり汗が噴き出してきます。しかし相変わらず魚影は見えずアタリもありません。

(天気は晴天!空気も水も綺麗!しかし釣果は?)

さらに1時間位経った頃でしょうか、再び私にヒット!今度は引きも強くかなり暴れます。今日に限ってランディングネットを忘れたので慎重に抜き上げると、一回り大きな約23センチのアマゴでした。このアマゴも天然物特有のセッパリと見事なヒレをした、綺麗なパーマークと朱点の魚でした。既にかなりの落差のある山岳地帯だったため、イワナが多いかな?と思っていたのですが釣れたのはいずれもアマゴでした。

(23センチの立派なアマゴ。来年も会えるかなぁ)

釣り始めてから約7時間、髪摺橋まで来た所で上がりました。結局釣れたのは私が釣った2匹のみでしたが、まあまあの型も見れたし今シーズンを締める釣りとしては満足できるものでした(当然桜井氏と鳥居氏は満足なんてできないと思いますが(^^ゞ)。佐野川は良さそうな支流もいくつかあり、髪摺橋以降の本流もまだまだ探ってみたい気はします。                         

あのアマゴ、来年までいるかなぁ.....。再会が楽しみです(^^)