≪ 2001/10/14 : メジナ(西伊豆廻り崎) ≫

 

しばらく渓流にどっぷりはまっていたため磯へは全く足が向かなかったのですが、渓流も禁漁になってしまったため久し振りに磯へ行ってきました。今回のメンバーは三島在住の釣友で、何回かここにも登場している小久保Masa氏、今シーズン渓流で本命を仕留める事ができなかったラビット鳥居氏、いまだ無職で釣り三昧の生活を送っている黒岩Hiro氏と私の4人です。

向かった場所は西伊豆小下田にある廻り崎。恋人岬と言えばわかるでしょうか?ここは釣り場としては確かに伊豆の中でも一級ポイントで人気のある磯なんですが、歩いて入るにはなかなかハード!駐車場から遊歩道を10分程歩き、先端にある鐘のちょっと手前辺りから地獄の磯道へ...クモの巣を掻き分けロープを頼りに崖を下り、大岩を乗り越え岩場をへずり...真冬でも汗だくになる事確実の道のりを30分位乗り越えなければなりません。しかしメジナのためなら....。

6時過ぎ頃、やっとの思いで釣り場に着くと何と先客が...駐車場には釣り人の物らしき車は無かったはず...この日は西伊豆の沖磯で何かしらの大会があったみたいで、目的の磯に入れなかった人が渡船で入ってたみたいでした。地磯で一番ガックリくるのがまさにこれ!苦労して入っても先客がいれば狙っていたポイントへは入れず、当然夢に描いていた釣果もそのまま夢に...(どこに入っても思い通りに釣れるとは限りませんが...(^^))。この日も先端から左側の本命ポイントには3人並んで入っていたので、右側に4人並んで入りました。

(当日の釣座。晴天無風サラシ無し(^^))

この日は凪と言うほどではありませんでしたがサラシは弱く状況はイマイチ、右から左に潮が流れているのが救いでした。今回が磯初挑戦の鳥居氏に仕掛けの作り方から流し方など、一通りの操作を教えながら、先端に鳥居氏、私、小久保氏、黒岩氏の順で入りました。

足下にコマセを打って様子を見ますが魚影は見えません。しばらくすると小久保氏に10センチ位のベラがヒット、続けて私と黒岩氏にもべラ、ネンブツダイとヒットしてきました。コマセに魚が寄ってくる様になると頻繁にアタリが出る様になりましたが全部べラとネンブツダイ...。たまにキュンといい引きをしてくれると思ったらちょっとでかいべラ(^^ゞ

小物と遊びながら足下のハエ根の際を流していた私のウキがゆっくり沈みました...。ゆっくり沈んだウキが沈んだまま止まっている場合、そこそこのサイズの魚のアタリの可能性が結構あります。久し振りに緊張しががら、ウキが動いた瞬間にバシッと大合わせするとグンともの凄い力で突っ込みます。ヤッタ〜と思いながらハエ根に気をつけながらなんとか浮かせると...アイゴ。ちょっとガッカリでしたが35センチの良型で、このサイズになると引きが強くて遊ぶには最高です。しばらくして同じポイントを流していた鳥居氏の竿が大きくしなりました。何度か根掛りさせていたので、根掛り?と思って見たら必死の形相!釣れた?と聞くも答える余裕も無い位必死に竿を支えています。何とか浮かせてタモですくってみるとやはりアイゴ、これも34センチの良型でした。20センチ位のニジマスの引きしか知らない鳥居氏にとって、このサイズのアイゴの引きは強烈だったと思います。自分でも予想しなかった大物に興奮ぎみでした(^^)

(私に来た35センチのアイゴ。引き味は最高(^^))

その後は私が25センチのアイゴを1匹追加したのみ、35センチのアイゴ以上の引きをする魚を掛けて海面まで浮かせたのですが、一瞬魚影を見ただけでハリス切れでバラシ。小久保氏と黒岩氏もべラとネンブツダイに終始したようでした。

今回はまさかの先客のため、本命ポイントに入れなかったのが残念でした。西伊豆は冬になると強烈な西風で竿を出せない事が多いので、近いうちにまた釣行しようと思っています。今回の釣果は私が35〜25のアイゴ2匹、べラ、ネンブツダイ多数。鳥居氏が34センチのアイゴ1匹。小久保氏と黒岩氏がべラ、ネンブツダイ多数でした。

(鳥居氏会心の34センチ!アイゴだけど...(^^))