≪ 1999/5/23 シーバス:玉砕編(場所:大井川港、小川港) ≫

 

大井川港でシーバスが釣れてるみたい、80センチオーバーが1日数匹出ているみたいです。...この景気

のいい話を持ちかけてきたのはまたしても黒岩Hiro氏。友人からの極秘情報らしい。新聞の釣り情報や、ラ

ジオでも大井川港周辺でフッコ、スズキが釣れていると盛んに流していたので(何が極秘情報だ!)近い内に

行こうと思っていたので、”本当に?しょうがないなあ〜、付き合ってやるか!”と、内心行きたくてたまらなか

ったのを抑えつつ、いかにも”付き合いましょう”風を装いながら高木Hide氏にも声をかけるとあっさりヒット、

この調子でシーバスもヒット!と期待に胸を膨らませての釣行となりました。                   

時間の関係で午後9時位までしかやれないため、夕マズメからの数時間が勝負です。餌釣りだと、ヒイラギ

(ギンダべラ)を釣ってそれを生き餌にしてウキを付けて流すようです。と言うことでルアーはバイブレーション

プラグを使いました。場所は大井川港北堤、4〜50メートルで周りにテトラが入っている小さな堤防です。午

後6:30頃北堤に着くと餌釣り、ルアーをやっている人が結構います。先端部分が開いていたのでそこでや

る事にしました。しかし、潮がほとんど動いていません、周りの人達も何も釣れた形跡はありません。まだ少

し明るかったので、これからでしょ!暗くなればシーバスが回ってきて入れ食いだ!と、何の根拠も無い強

がりを言って始めました。タックルは、ロッドが10フィートのパシフィックファントムZ、リールがトーナメントの

2500番に12ポンドテストのラインを150メートル巻き、ルアーはTDソルトバイブレーションのアユカラーを

直結しました。ナブラの立つ気配も無く、海面はベタ凪だったのでバイブレーションを使い底から攻めようと

言う魂胆です。右約5メートルの所に高木Hide氏、左約4メートルの所に黒岩Hiro氏と3人並んで入りまし

た。左方向から扇状に底、中層、表層と繰り返し探っていきます。午後7:30頃、辺りも暗くなったのでルア

ーをアユカラーからレッドヘッドに変えて底を足元のテトラの際まで引いてきたら何か黒い塊がくっ付いて来

ました。海草の欠片がよくフックに付いてきたので。デカイのが付いたなあと思い外そうとしたらヌメヌメ動い

ています!...ゲッ、ウミウシだ〜。しかもしっかりフッキングしてます。コヤツはフックを外そうとすると紫色

の液体を吐き出します。どうにかフックを外しウッシーには海へお帰りいただきました。その後8:00位まで

やったけど何のヒットも無し、魚の居る気配も無いので場所変更。小川港へ行きました。           

場所は小川港の西側の船溜まり前から右方向辺りです。以前はこの船溜まり入り口の右側に水銀灯があ

り、そこに寄って来ている小魚をシーバスが下から襲う、と言う様な事がよく見れたのですが、この水銀灯

が無くなっていました。船溜まりの入り口を作り直した形跡があったのでその時に取ってしまった様です。

そこから右方向へ約100メートル行った所の高い堤防から飛び出した所に付いているオレンジ色の水銀

灯の下に入り第2ラウンドを開始しました。ここは、小川港の中と外の通り道で水深もあり流れもあるので

期待が持てます。バイブレーションを使い底から攻めると何やら5センチ位の透明なゼリー状のものがル

アーに付いてきます。最初は何か解らなかったのでルアーを振り払ってやっていたのですが、投げる度に

くっ付いてくるので、何だろうと思い良く見てみると核のようなものが中にありヒクヒク動いています。ゲロゲ

ロ〜、何じゃこれ〜、他の場所では底を引いても何も付いて来ないので、ここだけに大量にいるものと思

われます。午後9:30頃までやってみたけどノーヒット、ウミウシと透明な変な生き物と、ゲテモノしか釣れ

ませんでした。やっぱりシーバスは簡単には釣れません。またまめに通おうと思います。今度は80センチ

位のシーバスを持った写真でも載せたいですね。(いつになるか解らないけど.....)