イタリアの巻
7日目
ついにイタリアに入った。なんか突然街の景色が重くなり、暗い気持ちになってしまった。一般的な情報、またちきゅあるなどからイタリアはスリとか、ホテルでの盗難も多いとか先入観を持っていたため、それもあいまっての心理状態だったのかも。そんなことには関係なくシザルピーノは快走を続け、夕方にはミラノ中央駅に到着しました。両替とホテルの予約を駅で行ない、荷物をガラガラひきながらイタリア第一歩をしるしてみました。駅前にはマクドなどもあり、人もいたのだけど、大通りには人があまりいなく休日のビジネス街を思わせました。その大通りを、すれ違う人もほとんどなく歩きつづけ、30分ほどでようやく予約しておいたホテル(一つ星)にたどり着きました。その日はファミレスで夕食をとり(そこで電卓をなくす)、再びホテルに戻り休みました。
8日目
朝起きてリュックを背負って街に繰り出しました。目的地はドゥオーモ、ミラノ観光の目玉らしいです。何分くらい歩いたかわからないけど、とりあえずスカラ座広場に到着。とちゅう、朝日新聞売ってたから買いたくなったけどそこは我慢。ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア(アーケード)を通ってドゥオーモ広場に抜けます。ガッレリアの入り口の脇にミランやインテルのレプリカユニなどを売ってる露店がありました。そしてドゥオーモ広場に到着。山のような観光客(日本人率高し)でにぎわっていました。そこで変なイタリアおっちゃんにいきなり手を出せと言われました。言われるままに出すと手のひらに鳩のえさをのせられました。鳩殺到。面白い。でもこのおっちゃんは金を請求するのに違いない。近くにいた日本人にもなんか怒られた。そんな簡単に誘いにのるなとかそういう意味だろう。そしておっちゃんはさらに袋に入った鳩のえさを取りだし、買わないか?みたいなことを言った。いらないので、いらないと言いました。終わり。そしてドゥオーモの中に入ってみることにしました。ステンドグラスはとても綺麗でした。しばらく堪能したのち、ブレラ美術館に向かいました。かなり迷ったけどなんとか到着。絵がたくさんありました。しばらく堪能。そして次はスフォルツェスコ城を目指しました。レオナルド・ダ・ヴィンチも建築に加わったという噂。あまり迷うこともなく無事到着し、城壁の中を散策しました。なんか公園みたいな感じでよかったです。奥のほうには美術館もあったらしいけど、さっき美術館は見たからいいやと却下されました。
スカラ座、外から見ただけ
スカラ座広場、観光客多し
ガッレリアです、綺麗
ドゥオーモ、かっこよさげです
ドゥオーモ広場から見たガッレリア
ドゥオーモ内部のステンドグラス
ステンドグラスをズームアップ
再びドゥオーモ内部、神秘的な感じがしたけどどう?
インパクトある構図、ブレラ美術館にて
なんてことない街角なんだけど気に入りました
スフォルツェスコ城地下鉄に乗ってホテル最寄の駅に戻り、スーパーで牛乳とパンを買って部屋に戻りました。そのまま寝るという選択も有りだったのだけど、もう少しミラノの街を歩いてみたいと思い、再び外へ出ました。夜の駅はきっと綺麗だろうと思ったので、ミラノ中央駅へ向かいました。やはり綺麗でした。そこで少しぼーっとしていたら、「ふぇあああゆうふろむ?」と問い掛ける人あり。「じゃぱん」と答えてみました。するとそのにいさんは「あ、やっぱり日本人だあ」と言いました。よく見ると同じソニーのハンディカムを手にしていました。だから話し掛けてくれたらしいです。その人はジェノヴァから到着したばかりで、イタリア中のBARを見てまわる旅をしているらしい。そして日本に帰ったら店を出すそうです。暇なのでホテル探しに付き合いました。何軒か回ってようやくホテルをゲット。かなりの値切りやさんなのでなかなかみつからなかったけどゲット。ホテル探しの最中になぜかイタリアおっちゃんの運転する車に乗ったりもした。運転が荒かった。そして帰ろうとしたらにいさんは「飲み行こ!」と言いました。「行こ行こ!」と答えました。そしてしばらく歩き回りなんかよさげなBARを見つけました。スペイン系の人がやっている店でした。結構濃いお酒を飲んだような気がするけど名前はわかりません。でもほんとに雰囲気のよい店でした。勘定のときにいさんは「こちらから誘ったのだからおごる。」と言いました。ラッキーとか思っていたらこの店はカードが使えないことが判明。にいさんは現金はあまり持ち歩いていませんでした。少し足りない様子だったので自分も少し出しました。でも自分が飲み食いしたより遥かに少ない額だったのでやっぱりラッキー。店を出て陽気なイタリア人とわけのわからんことを話し、そしてにいさんと別れ、部屋に戻り寝ました。
電話と牛乳
夜のミラノ中央駅
いい感じのBAR9日目
出発はかなり早かった。午前7:10の列車に乗らなくてはならなかったから。いつものように寝坊したため、ミラノ駅前大通を荷物を押しながら早足で歩かねばならなかった。出発数分前に到着。しかし一等車はすでに満席。しょうがないので二等車へGO!列車はすぐに動き出し、数時間でジェノヴァに到着。この街によりたいという気持ちもあったけど、そのままモナコへ向かうことに。ジェノヴァの駅を出発すると間もなく左手に地中海が見えてきた。少し感動。綺麗な景色だった。地中海に沿うように列車は進み、ついにイタリア最後の駅を発車。次はモナコだ。
駅名標
ちらっと見えた地中海、ヨット有り
列車の中から見たジェノヴァの街並
ヨットA
ひたすら地中海沿いを行く
ひたすら地中海沿いを行くA(9日目はモナコ!に続きます)