バリ島で女一人旅☆

(ブログより転載)


ジンバランビーチ。ホテル従業員のおばちゃんです

バリ島に女一人旅したときのトホホな話。

20代半ばのころ、仕事に疲れて無性に南の島に行きたくなった私は、ディパックひとつ背負ってバリ島に一人旅に出かけた。

<トホホその1>

インドネシア・ガルーダ航空にて。
乗務員がコーヒーのサーブ中、気流が乱れ、突然熱〜いコーヒーがポットごと私のヒザの上に落ちてきた!

「バッシャーン!」「アチチチ!!!!」

熱かったわよ〜〜〜!!!まったくもう!

当然ズボンもパンツもシートもコーヒーでぐっちゃり。
ネシア人スッチーはソーリー。ソーリー。と謝りながら紙ナプキンをいっぱい持ってきて私の膝にバサバサかけて、吸い取ろうとするんだけど、それじゃねぇ。タオルもってこい、って言っても「タオルは無い」とか言うし。

その後は当然、
「おりゃ〜!テメエ、どうしてくれるんかい?!」って話に。
乗務員の男が出てきて交渉。
この男がまたいけ好かなくてねぇ・・・

(以下、会社側の男を「男」、私が「の」)

男:「帰りの便に乗るときに、かかったクリーニング代をレシート提出ていただいたらお支払いいたします」

の:「冗談じゃねぇ!汚れた服代弁償しろよ!」

男:「そのズボンはおいくらですか?」

の:(・・・あひゃ☆まさか1000円なんて言えない〜)
  「20ドルもしたんだ!文句あっか!」

男:「ですが規定ではクリーニング代の保証のみとなっているんです」(終始すまなそうな顔もせず、事務的対応)

の:「クリーニングが出来上がってくるまで待ってられないんだよ!その間着るためのズボン代払えよな!」(キモチは終始強気なつもりだが、英語力がないためかな〜り弱い)

男:(せせら笑うように片方の口元を上げて、)

「あんた、日本人のくせになんで替えのズボンも持ってないの?」


<トホホその2>

結局汚れたズボンのまま入国、宿へ向かう。時間は夜8時ころ。
どこに泊まっていいのやら。
とりあえず安宿も多いというクタ地区へタクシーで行く。運転手が案内した宿は16ドル。まったくささえない場末の宿だが、宿探すのもめんどうだし、今夜はまぁいいか。

荷物を置くと宿のスタッフおやじが私にすりよってきて

「・・・ねぇ君、今晩いっしょに寝てくれたら宿代タダ。」

ぎゃふんときたところで、1000円のズボンを脱ぎ、宿のシャワー室の水溜めでズボンをジャブジャブ・・・・(涙)


<男釣り?その1>

翌日、トゥクトゥク(インドネシアではなんて呼ぶんだっけ?)のドライバーの兄さんにイヤラシク口説かれつつウブドの村に到着。

ウブドの宿は最高だった。先月できたばかりのゲストハウスで15ドルほどでまさにアジアンリゾート風ヴィラ。一人心静かにリゾート気分満喫。

小さな宿のゲストはほとんど日本人の女らしい。
リゾートワンピースに身を包んだキレイな女2人組に、宿のスタッフかその友人の若い男二人がぴったり寄り添っている。
私とは目もあわせない女たち、2組のカップルは彼らのバイクの背に乗って今日もツーリング。(イケイケGO!GO!・・・)


<男釣り?その2>

クタは本当に風紀が悪い。道を歩けば男が寄ってきて誘ってくる。

クタのビーチにて。
散歩途中、Tシャツと短パンで一人砂の上に腰をおろす私。
私の両側を見るとそれぞれ15mくらい離れた所にビキニの日本人女が一人ずつ、たたずんでいる。渚の花。
バリの男の子たちが近寄ってきてはビキニ女に声をかけては散っていく。

なんだよ男釣ってるんじゃね〜よ。


<トホホその3>

(ビーチ・つづき)声をかけてくるマッサージおばさんや三つあみおばさんがウザイ。
そのうち私の前方5mくらいを一人の男の子が通りがかって、日本語で声でをかけつつ去っていった。さわやかに響く大きな声・・・。

「姉ちゃん一人〜?さみしいねぇ〜☆」


バリ島女一人旅なんてろくなもんじゃねぇ。


TOPに戻る