5 上海
 

<上海。すばらしい景色のホテル>

上海へは新疆航空で4時間。朝早いので空港までタクシーで行く。32元。12時すぎに上海着。
暑い!むしむしする。一気に東南アジアの空気。中国は広いのだ。

出口前からバスに乗ったけど、どれでも同じかと思ったら、私たちが乗った938番バスはただの路線バスだった。
途中925番バスに乗り換えて人民公園まで2元+3元で合計5元。
空港からのバスはたいてい人民公園まで行くようなので、確かめてのればよかったのだが。

おしゃれな上海、贅沢して浦江沿いの見晴らしのよいホテルに泊まろう!と、タクシー(12元)でシーガルホテルへ。
うっひゃ〜!
入るのがためらわれるくらいのきれいなホテル。海側の部屋と裏側の部屋では料金がまるで違う。カードで払おう、と眺めの良いほうの部屋へ。3人部屋はないのでエキストラベッド(180元)をいれてもらい、ちょと割引してもらって600元。一人4500円。
部屋にはいると超感動!
ものすごくいい景色!ただ川沿い、というだけではなくて、このホテル、川がちょうど蛇行しているところに建っているので、丁度川の中にいるみたいなんだ!(イメージ的には橋の真ん中から河を眺めているような)
向かって左側は宇宙的なデザインのテレビ塔等、近代的なビル群が建ち並び、右河は上海名物、往時をしのばせるヨーロッパ建築群。
こんなステキな景色を部屋で独り占めできるのだ〜っ!!!大正解。

  

窓からの眺め 昼と夜。
 

海鴎飯店 (SEAGULL HOTEL)

上海黄浦路60号(外灘北、外白渡橋を渡って右にすぐ。)
Tel 021−63251500
Fax 021−63241263
E−mail http://www.seagull-hotel.com

ツイン (朝食付)
河側 780元
裏側 580元
エキストラベッド 180元

公園から他のホテルを見回してみても、これだけロケーションのよいホテルって他にない。絶対おすすめ!!!
なんと、屋上に出られる。最上階、エレベーター脇の非常口へのドアから階段を上がれば屋上。眺めは抜群!!!試してみてね。
 
 

<楽しい上海街歩き>

ひとしきり喜んでから外を散歩。
まずは外灘を歩く。すごい人!横浜の山下公園みたいだね。うわ〜い!と、記念撮影。

 水上に浮かぶ未来都市のよう。

それからタクシー(10元)に乗って、上海一のお楽しみスポット、ユイイェンへ。

ここは中国のきれいな庭園と、それを囲んで、カワイイ中国風の建物がひしめく、大ショッピングゾーン!
ここら全体がチャイナテーマパーク、ってな感じで、観光客がひしめきひしめき、楽しい楽しい。
きゃーきゃーいいながらお土産買ったりチャイナ服を買ったり。
もう、ウイグル族、カザフ族と、衣装系は試しまくってるからね、チャイナにも手がでるんだよね。
まさか買おうとは思っていなかったんだけど、上海についたとたん、フツーの女の子になっちゃってるからね、「買っちゃおうかな〜。」って!

私は一目みて気に入った、綿の藍染めのツーピース。綿だからカジュアルで、かわいいんだ!コレ来て映画でも行きたくなっちゃう。ついでに靴も買ったしね〜!ノリノリ。
実は密かにチャイナ服買いたいな〜と思っていた、というY子は、紺色のシルク。華奢な彼女にはサイズもぴったり、似合う似合う!!!おとなしめの彼女、いいよ。上品で。これでK子の結婚式の服はOKだね。
いつもは買い物を絶対しないK子さんも、コスプレとなると、なにか響くものがあるようで、みんなにつられて水色のを買う。いやー似合う似合う!!!いつ着るの?2次会はウズベクドレスでしょう?あぁ、私がお嫁にいくときにでも着てよ。いや〜、すぐだって!!!(笑)

チャイナ服を買ったあとは「上海唯一の目的」!上海一美味しい、と言われる南翔饅頭店の小龍包!!!
16個8元。
これを食べなきゃ上海に来た意味がない、とガイドにも書いてある、常に行列の大人気の店。「絶対食べたい食べたい食べた〜い!!!」と、頑張って並ぶ。2階はテーブル席もあるようなのだが、基本的にはみんなテイクアウトでそこらへんで食べているのだ。
いや〜、列はさっぱり進みませんね。なんてったって、全部手作り、蒸籠(せいろ)1個で一人前、一回蒸すのに10分以上かかる。だいたい待ち客10人で15分。列は短いようでも、たっぷり1時間またされたのさ。交代で買い物をしたり、女3人だから待てた、ってところかなぁ。

 これが上海一おいしい小龍包 これで約120円!

ついに手に入れた熱っ々!の小龍包、
お口にいれると熱い汁がビシュッ!と飛び出て、もう、幸せの極地!
「おいし〜い!!!」
一気に口にいれるとやけどしちゃうし、かといってちょっとづつ食べると汁がこぼれちゃうし、「どうしようね〜。」なんて、贅沢に悩みながら、立ち食いで食べる小龍包のおいしさったら・・・・・・・。
皮はもちもちしていながらも水っぽくなくしっかりしていて、肉は余計な味がせず、旨みぎゅぎゅぎゅ。ちょっとのショウガと上品な味のタレをたっぷりかけてさ。

だいたい日本で小龍包、一度に何個も食べることなんてないじゃん。せいぜい2個。それが一人前16個だよ。
多いから2人前しか買わなかったけどさ、あぁ、これで上海にきた目的は達したね。

すっかり日が暮れて、洒落たお茶でも飲もうか、と、隣のお茶屋、湖心亭へ。
ここのお茶屋、池の中に建っているおしゃれで有名な茶芸のお店なんだけど、一杯がなんと50〜60元!一泊の宿代じゃん。たじろぎながらも一番値段の高いウーロン茶を頼む。(65元)
店の調度もステキだし、中国伝統音楽の生演奏もやってるし。いやぁ、道楽だぁねぇ。
「おみやげ。」と日本語で言われて、シルクを貼った中国うちわをもらう。こんなうちわいらないから安くしてくれよ〜。

出てきたお茶は、台湾の茶芸に比べると、作法もいいかげんで茶菓子もイマイチなんだけど、
さすが最高級のお茶、はじめに聞くお茶の香りも甘くてふんわりまろやかで・・・・・!そして一煎目の味わいのすばらしいこと。まろまろと甘く、玉露だね。おいしい!

Y子が頼んだジャスミンティーは、ジャスミンの花がそのまま一輪入っていて、グラスの中にパッと花が咲き、立ち上る湯気、なんともおしゃれ。

  

湖心亭。 ライトアップした姿もきれい。

窓からも夜景もよく、のんびりすごす。
こんなにべらぼうに高いお茶、観光客以外絶対に飲まないよ。といいつつ、中国の若者カップルがけっこういるんだよね。彼氏、頑張ってるなぁ。どうでもいいけどこーゆー店でピコピコと携帯の着メロ自慢なんかすんなよ。うるさいっつーの。若者はどこの国でも同じなんだよね・・・・・・。

でもまぁ、けっこうゆっくりと楽しみながらホテルにもどり、ビールを飲もう、とホテルの外、川沿いのガーデンレストランでこの旅最後の夜を楽しむ。
最高の夜景。
石田一成に似た男の子が、つたない英語で対応してくれる。カワイイ。
ビールはチンタオビール小瓶がなんと15元。高いけど場所代だ。

今回の旅の感想など、アジアデビューのY子にインタビューしたりして。
彼女は屋台にはまったそう。じゃ、今度行くのはタイあたりがおすすめだね!

夜もふけて、ライトアップもさびしくなってきたので部屋にもどり、最後の大騒ぎ、大コスプレ大会!!!
それぞれが買った服を回し着して、きれいな部屋で写真撮影。
調子に乗ってポーズなんかつけちゃって。もう、楽しいったら。

明かりを消した部屋で、いつまでも眺めていたい上海の夜景をながめつつ、就寝。

女3人、本当に楽しい旅でした。
 
 

中国の旅 終わり   
 
 

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