はじめに
恐るべし、エチオピア
エチオピア。
国全体がグランドキャニオンのような険しい山岳国家で、ソロモン王の末裔として独自の伝統文化をもつ、他のアフリカ諸国とは一線を画する興味深い国です。
・・・・・・・・とんでもない国でした。
さすが世界の最貧国。
治安が良いのは救いですが
教育や道徳観念、清潔観念というのはある程度の生活水準がないと形成されえないものですね。
国全体がグランドキャニオンのようなものすごい山岳国家であるがゆえに列強の支配から取り残された国だけあって、エチオピア正教も彼等の好きなように(都合の良いように)しっかりと育っています。
そして、ソロモン&サバの末裔であること、エチオピア正教への熱い信仰が彼等の自国への強い強い誇りとなって彼等自身と自国の発展を阻害している気がしました。(なにかと自己中な超大国インドのヘナチョコ版みたいなかんじもしますが。)
ものすごい国ですよ。
命あるうちに、彼等が彼等であるうちに、目撃しておいたほうがいいかもしれませ
ん。
とにかく景色は抜群です!見どころもすごいです!
温泉もあるんですよ!極楽です。
そしてビールがおいしいです!何種類もあって、しかもみんなそれそれウマイです。
とくに生ビールが!!!!
実のところ、
タダでさえ高地で酸素が薄くて疲れるのに
首都を出たら舗装道路は皆無、
がけっぷちを自転車の速度で走るバスで1〜2日もかけての移動の連続、
泊まる宿は南京虫の恐怖に加えてゴキブリやねずみが走り回り、
電気・水道があれば御の字、HOTシャワーなんて夢のよう、
ガイド無しでは観光できないうえに全ておごらされ
夜になると毎晩現地男に食われそうな恐怖・・・・(やられたら即エイズ)
そして、どこかにぽっかりと穴の開いたような「明るい」性格。
32歳独身と言ったら
「それは君、限界終わってるよ。だいたい君のお父さんは何をしてるんだ?
などとずけずけといわれ・・・・・(カッチーン!)
そして、貧しさ。地方では靴をはいている人のほうが珍しいです。
静岡の登呂遺跡の弥生式住居がどれほど立派に思えたことか!
都会は都会でスレてますし。娼婦の多いこと!
ハードでした。
どうも女ひとりだったのがいけなかったようです。
一つ一つはたいしたことじゃないんですが、
全てがすべてこの調子が続くとストレスがたまりますね・・・・。
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