ケニア報告

      1月8日、無事ケニアからかえってまいりました。
      灼熱の太陽が恋しい。

      サバンナの地平線。
      さわやかなタスカービールの味、
      インド洋から昇る朝日。
      海を渡る風。
      南国のモスク。
      インド料理を食べる黒人。
      市場で一個15円ほどのおいしいマンゴー。
      ああ、こうして、文字にしてみると、ケニアいいぞ。 (実際も良いぞ。ははは。ごめんね。)

      ケニアでは、旦那さんの仕事の都合でケニアにいる友だちの家に行った訳なんですが、
      彼女の旦那さんは東部、南部アフリカの治水関連のいくつもの でっかいプロジェクトの
      マネージャー、という すごいお仕事でして、 何十億円もかかるダムの建設など、
      彼がその国の政府や、市や、 企業に交渉に行くのだそうです。
      (その後何年もかかるプロジェクトゆえ、メンテナンスも大変な事ばかり。)
      すごいですね。 31才なんで、同年代の男性はこんなにも活躍できるものなのだ、
      とわたくしも刺激をうけましたね。人間、小さくまとまっちゃいかん。

      しかしナイロビは本当に治安が悪く、 旅行者も地元の人間も、 「マジで治安が悪い、」 と
      おびえる生活をおくっていまして、 私達もナイロビでは、どこにいくにもすべて、
      ドライバー付きの箱庭観光をしておりました。
      なにせ、年末年始は特に旅行者が多く、 「旅行者狩り」が横行、
      毎日人が死んだり、しているのだ。 ひえーーーーーーー。
      都市間の移動も、そういうわけで、 飛行機での移動を指示されていまして、
      なかなかそういう面では、お金もかかるケニアの旅でありました。

                   
              ナイロビ名物マサイ市場(おみやげがぞろぞろ!)
       

      <行程>

      とりあえず 私達はどういう行程だったかと言いますと、
      ANAで、成田ーシンガポール、
      世界一のエコノミークラスで評判のUAEエミレイツ航空で シンガポールードバイーナイロビ。
      ナイロビ ナショナルパークでサファリ。
      プロペラ機でイスラムの島、ラム島。
      さらに小さい18人乗りのプロペラ機でモンバサ。
      豪華夜行列車2等寝台で、モンバサーナイロビ。 (この寝台車の旅最高なんだ。)
      帰ってきてナイロビ観光。
      帰りはエミレイツで、 ナイロビードバイーコロンボーシンガポール。
      ANAシンガポールー成田 てな具合。
       

      <サファリ(ナイロビ国立公園)>

      ナイロビでは、 市内から、車でたった10分位のナイロビ国立公園にサファリにいきまして、
      自家用パジェロでそのままゲートIN。
      そしたら、いるいる、シマウマ、インパラ、キリン、ほろほろ鳥。
      なんで、ビルが見えているような所に、すごい。
      さらに進むとずーーーーーーーっと広がる地平線。
      でっかいサバンナ、アカシアの木の上に 体長1mもあろうかという
      ハゲコウ(鳥)がいっぱい巣を作り、 サイの親子、寝ているライオン、
      ぬっと現れるヌー。 ずんぐりむっくりのヒヒ。家族でかわいいダチョウ。
      いやあ、たのしかったですね。
      ふつうはサイやライオンは滅多に見られない、ということですが
      ドライバーの驚異的な目のお影でラッキーな思いをしました。
       

      <ラム島>

      ラム島は、インド洋に浮かぶ島なのですが、
      ケニアにおけるイスラムの聖地でして、 イスラム帽をかぶった男、黒いヴェールの女。
      狭い白壁の路地に、ロバが行き交い、 車は全くなく、
      静かで、ゆっくりとした、天国の様に穏やかな島です。
      足はひたすらロバと船。 白い帆をはった木製のダウ船が滑っていく様は本当に絵になります。
      海沿いにびっしり泊まっている船。
      対岸のマングローブの茂る島。
      青い海。白い砂。インド洋を渡る風。
      昇る朝日。夜の満月の海に映ってすてきなこと。
      市場で15円ほどのマンゴーを買って食べ、 ホテルのテラスでのんびり。
      イスラムの人々のお人柄も良好。
      いいよ。ラム島。
      家は一件100万位で買えるそうなので、みんな10万くらい出して買わない?
      (行くのに金かかるが・・・・・・。)

             

      左) ラム島のモスクの前で。ピッピみたいな女の子。 
      右) 島のムスリムの女性。白い砂や壁に黒いヴェール。
       
       

      <モンバサ>

      そして、 プロペラ機でモンバサ。
      しかしラムのオープンエアーの飛行場というのもすごかったな。
      屋根しか無くって吹き抜け。カウンターも無く、荷物はリアカーで運ぶ。
      18人乗りで、低空飛行だから、ヘリコプター気分。
      インド洋が夢の様にきれいだった。

      モンバサは南で海沿いで、暑い。 でも治安も良いし、 人も良いし、
      さわやかで、良い街だったな。
       

      <モンバサ→ナイロビ夜行列車の旅>

      特筆はモンバサ19時発のナイロビ行き夜行列車。
      2等寝台は4人のコンパートメント。
      広々シート兼ベッドに 各部屋になんと水道がついてる。
      エアコン、(ファン、ですか) 鏡、読書灯、網戸、 ミニ戸棚、中から閉まる鍵付き。
      食時はコースでサーブされ、 ビールも冷えてる。
      (ケニアでは、ビールが冷えて出てこないんだな。困ったことに。)
      食事はおいしく、 その間にベッドメイクされている、というすばらしさ。
      (敷布、掛布、枕、すべて清潔なシーツ付き。!)

      なんていっても朝、 サバンナの夜明けを見ながら食事をする、っていうのが、いいんだよね。
      いいでしょう。 いいぞ。サバンナの夜明けは 真っ黒の木々のシルエットに、 真っ赤な朝やけ。
      何故か空が全体に赤くならずに、 他の所は青や紫。
      (機会のある人は私の絵日記をごらんください。)
      食事がすんだら、車窓からモーニングサファリ!
      なんと車窓からシマウマやインパラが見える! いいよお。ケニア鉄道。
      そして程なくナイロビ駅にすべりこむ。 朝8時着。13時間あっと言う間。
      約4600円。 みなさま ぜーったいにこの夜行列車の旅、おすすめです。

       
      ケニア鉄道。車窓にはシマウマが!サファリが楽しめるのです!
       

      <印象に残ったこと>

      ナイロビは1700mの高地にありまして、 赤道直下ながら常春の最高の気候です。
      緑の多い、高原都市。 治安が良ければ最高なのですが。
      物価はあまり安くない。 日本の5分の一くらいか。
      しかしケニア全体、 観光立国らしく、 外国人値段は徹底していて、
      観光地の入場料は欧米並だし,レストランは高い。 絵はがきも高い!
      物価がやすいのをもとめるなら 他の国に行った方がいい。絶対。 治安もいいし。

      ケニアといえば、 タスカービール。
      さわやかな大陸の風を思わせる 軽く、しかしながらしっかりした味。
      ゾウさんのラベルがいいんだな。 (タイのゾウビールもおいしいけど。)
      それと、マンゴー。 マンゴーはマジでおいしい。 マンゴーの日々でしたね。
      食事はインド料理が中心。 なぜといっても解らないが、 とにかくインド料理なのだ。
      ウガリやマトケにカレーかけて食べちゃう。
      飲み物はパッションフルーツのジュース。
      日本ではお目にかかれないパッションフルーツ。
      こんなに見た目が不気味なフルーツだとは 想像もできなかった。
      ひからびてるし、くさってるみたいだし。 でも味は正しくパッション!!

      まあ、こんな感じでしょうかね、 ケニア報告は・・・・・・・・・。
      詳しくは私の絵日記を見られる人はみてね。
       

      番外編。 <<シンガポール空港は偉い!!>>

      無料電話に デラックスバスで行く無料市内ツアー!!!
      (屋形船乗って、摩天楼くぐって、マーライオンに会える!)
      熱々のシャワーも300円であびられて、
      おっきいタオルや、シャンプーも、ドライヤーもついて、個室で鍵がかかるし。
      しかも、お風呂あがりに冷え冷えの シンガポールタイガービールの「生!」が飲めるのだー!!
      コインロッカーも有るし。 なんとプールでおよげたりするんだよ。
      これから、シンガポール空港で乗り換えが有る人は、 手荷物の中に水着をお忘れ無く!!
      ついでにいうと、エミレイツ航空も偉い! なんとエコノミーでも各シートに電話とテレビ付き。
      すごいよ。キレイな飛行機だよ。 中東・ヨーロッパ方面行くときは是非のってほしいね。
      スチュワーデスさんもキレイだし。
       
       

      というわけでした。
      ケニアの旅、もうちょっと詳しく聞きたい方、メール下さい。
      そのうちケニア編も書き直し、使えるページにします・・・・・・。
       
       

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