浅間山登山2010(小諸口)

その2 絶景編 賽の河原〜前掛山山頂       その1 森林浴編 浅間山荘〜賽の河原 はこちら


いよいよ前掛山への登りとなります。初めは踏み跡がつづら折りにつけられていますので、これをたどります。

植生が途絶えると、いよいよ勾配がきつくなります。

息が切れやすくなり始める辺りが、浅間山(前掛山)登山のハイライト。
左手に続いていた黒斑山系の断崖が切れて、絶景が一気に広がります。ここで諦めたり引き返したりは損!
鬼押し出しも上から俯瞰できます。
北西方向の眺め。
真北方向の眺め。
四阿(あずまや)山から遠く苗場山に至るまで手に取るように見えます。
ところでその間に広がる盆地(群馬県嬬恋村)ですが、利根川水系つまり太平洋側です。浅間山は日本海側と太平洋側の分水嶺ですが、南北が逆転しているレアケースです。



登山道はいよいよガレてきます。勾配もきついです。

登りも当然きついんですが、ここを下るときはノーストックではつらいものがあります。

2回ほど滑りました。すれ違った登山者の方に「足首大丈夫ですか?」と聞かれたくらい。幸い捻ったわけではないのですが、ストックまたは金剛杖のほしいところです。
登りつめた先に待っていたのは「立入禁止」。この先釜山へは警戒レベル1でも入れません。

噴石が飛んでこないとしても、火山ガスにヤられる危険があります。

きつい登りが一段落、大勢の方々が休まれるところでもあります。
前掛山への途中には噴石除けのシェルターがあります。右のはそこそこもちこたえられそうですが、左のは鳥獣用のワナみたいで心もとないばかりです。

やはり噴火の兆候があったら規制にしたがうべし、です。

またこのシェルターから先、釜山と前掛山の間の窪地には入れません。登山道は前掛山へ続いています。
釜山の山頂にかかっているのは霧ではありません。火口から出てきた火山ガスです。

白濁しているのは水蒸気が主成分のため。しかし当然、亜硫酸ガスや硫化水素といった有毒成分も含まれています。

このガス、空気より重いので釜山火口を飛び出すと下へ向かおうとします。そして前掛山との間の窪地に滞留するというわけ。

それが2番手、3番手と続けて滞留するにつれ濃度が上がり、致死量に達することもあるわけですね。
その危険な窪地を左手に見ながら前掛山を目指します。

前掛山の釜山寄りは急な崖になっています。登山道にもローピングはありませんので、足を滑らせたりすると命の保証はありません。
反対側は黒斑山を一望できます。




そしてどんづまり。前掛山頂です。活発にガスを噴いている釜山火口が手に取るように眺められます。

釜山火口についているスジはまぎれもなく登山道です。先ほどの立入禁止箇所から、小浅間山まで通行止めになっています。

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